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2020年6月11日

体外衝撃波治療とは

 最近整形外科では、体外衝撃波を患部に照射する、新しい治療法が広まっています。この体外衝撃波治療は、ヨーロッパを中心に普及し、足底腱膜炎などのなかなか治らない疼痛(とうつう)性疾患の治療に応用されています。欧米では、患者の身体的負担が少なく、安全で有効な治療法として、スポーツ選手を中心に使用されています。
 

短期的な除痛効果

 疼痛を誘発している神経の終末部を変性させることと、疼痛伝達物質を減少させることで痛みを軽減させます。
 

長期的な除痛・組織修復作用

 血流を改善し、自然治癒を促します。また、組織の修復に必要なコラーゲンの生成を活発にさせます。
 

衝撃波照射が有効な疾患

 ・足底筋膜炎
 ・アキレス腱付着部炎
 ・テニス肘
 ・ジャンパー膝
 ・石灰沈着性腱板炎
 ・筋筋膜性腰痛
 ・頚椎症性神経根症
 ・頸肩腕症候群  など
 

治療の特徴

 1回の治療時間は約10分ほどで終了し、複数回の治療を行うことで効果が期待できます。麻酔などは不要で、副作用もあまりなく傷跡は残りません。一般的には、照射後に軽いスポーツを行うことも可能です。
 
 痛みをすぐに取りたい、試合までに休みを取る時間がない、鈍痛が1年以上続いている、注射や手術以外の方法で治療したい、しばらく休んでも痛みが取れないなど、該当する場合は是非医師にご相談ください。
 

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