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Recommended Books

2020年1月2日

新年に読みたい1冊

年末年始のまとまった時間に、是非、読書はいかがですか。
当地で活躍する方々にご紹介いただいた珠玉の数々は、新年を迎えるにあたり、思わぬ刺激やアイデアにつながるかも。
 

置かれた場所で咲きなさい


HEALTHWAY JAPANESE MEDICAL, Clinic Executive
助産師(母乳・周産期) 石井磨里子さんのおすすめ

 

渡辺和子(著) 幻冬舎

子育てと仕事の両立に悩んだ時、大好きな仕事のキャリアを中断して夫の駐在に同行した時、希望していなかった部署への配属で落ち込んだ時「人はどんな境遇でも輝ける」ことを教えてくれた私のバイブルです。
環境を嘆くよりも、その境遇に対して心の持ちようを変えて見ることで、その悩みに隠れている素敵な発見が得られることが、著者の体験を通じて書かれています。親、子、社会の一員など様々な立場から、苦境はつらいものではなく、その状況を肯定することで、笑顔へ導いていける――。「こうでなければならない」との思い込みが払拭され、自分自身と向き合うことができました。新年の抱負が自然と頭に浮かんだ、愛に溢れた一冊です。

 

イスラムが効く!


Shimadzu (Asia Pacific) Pte Ltd
Marketing Innovation Centre Manager
遠山敦彦さんのおすすめ

 

内藤正典 中田考(著) ミシマ社

「政治と宗教と野球の話はするな」とよく言うが、とりわけ宗教の話というのはなかなか当人たちから説明を受ける機会がない。そう思い、キャッチーなタイトルに惹かれて手に取った本書では、身近な問題を柔軟に考えてやさしく生きるためのイスラムの知恵が、イスラム地域研究者とイスラム法学者による対談形式で平易に語られている。
仕事や家族といった個人的な悩みから現代社会のストレスや分断まで、話題はさまざま。その全てが新鮮で、実体験からも腹落ちする。シンガポールは人口の約15%がムスリムで、人種的にも多様性に富むことから、イスラムが広くソフトに根付いている。それがシンガポール人らしさに「効いている」のは間違いないだろう。

 

蜜蜂と遠雷


ピアニスト/ アーティスト/ デザイナー
中村かおりさんのおすすめ

 

恩田隆(著) 幻冬舎

ピアノコンクールを題材として4人の才能と運命、そして音楽を描き切った青春小説で、才能のぶつかり合いに心が熱くなる一冊。音楽好きの義父から勧められて手に取りました。音楽を題材にした本はたくさん読んできましたが、この「蜜蜂と遠雷」ほど小説から音楽の世界に入り込める感覚をもたらした本はなかったと思います。音楽家として25年に及ぶ自らの経験と想いが重なり、色々な感情が入り混じりながら読みました。
687ページにもわたる長編小説ですが、一気に読む事ができるくらい読みやすいです。何かに夢中になり胸が熱くなる想いを、もう一度この本で体験してみて下さい。

 

幸せになれる人 バカな人生を送る人のお金の法則 ―カリスマ・ファイナンシャル・プランナーに教わる


1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
CFP認定者
花輪陽子さんのおすすめ

 

スージー・オーマン(著) エレファントパブリッシング

会社員時代、昼休みにネットサーフィンをしていて、たまたま注文をして読んだ本です。この本が私の人生を変えるきっかけとなりました。当時お金の問題児だった私が、お金とのつきあい方を根本的に見直すことができた本です。
その後、普通の会社員からFPとして独立し、『貯金ゼロ 借金200万円!ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』などの著書を出版するきっかけを与えてくれました。マネーの本も含め、1000冊以上の本を読みましたが、自分の人生を変えるきっかけを一番与えてくれた本です。

 

経営者が絶対に「するべきこと」「してはいけないこと」


博多一幸舎 代表取締役
泉一弘さんのおすすめ

 

新将命(著) アルファポリス

私は、この本を何十回と読んでいます。経営者が日常的な問題に対処するとき、するべきこと「Do」してはいけないこと「Don’t」が分かりやすく書かれています。
経営には、国籍、国境、業種、業態、企業規模、時代を超越した原理原則があります。
経営者のみならず、次世代の経営者や広くリーダー全般に役立つものです。部下を持つ人、組織で責任ある地位にいる人に、是非読んでいただきたいです。

 

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていく ブッダの超・合理的な「考え方」


Good Job Creations(Singapore) Pte Ltd,
Managing Director
芝崎公哉さんのおすすめ

 

草薙龍瞬(著) KADOKAWA/中経出版

私は仏教徒ではありませんが、激動の世界、様々な価値観・多様な生き方がある現代にこそ、参考にしたい考え方の基礎が詰まった一冊としておすすめです。
「ビジネス×仏教」の著書は多くありますが、同書は特定のビジネスシーンに絞ったものだけではなく、普段の生活に落とし込める考え方が紹介されており素晴らしい。「悩まず、悩みの根本を理解する」ことに始まり、「自分が正しいという考え方から離れてみる」こと、そして「他人からの評価を追いかけない」など、様々な背景や価値観を持つ人々が集まるシンガポールで生活する我々にとって、幸せに暮らすためのコツは何なのかをわかりやすく解説してくれます。

 

Alchemy The Surprising Power of Ideas That Don’t Make Sense


AIC Singapore Pte Ltd
PR & Strategy Executive
レイチェル・チェンさんのおすすめ

 

Rory Sutherland(著)

「論理の問題は、魔法を台無しにすること」。中世、魔術師でもあった錬金術師は、物の価値は「それが何か」で決まるという考えを持ち、ただの金属を金に変えようとしました。この本ではオグルヴィUK社の副会長ロリー・サザーランド氏が、経済やビジネスを支配する従来型の論理や考え方に挑戦。「アイディア錬金術」、つまり、論理的でも合理的でもなく、直感にも反することが多い心理的価値の創造に由来する、最高のマーケティング・アイディアである氏の視点を提示しています。
既成概念に捉われない「ラテラル思考」や消費者行動を、レッドブルやイケア、ダイソン、スターバックスを例に解説。洞察と示唆に富んだ一冊です。

 

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー


ジャーナリスト、東京大学
大学院博士課程
中野円佳さんのおすすめ

 

ブレイディみかこ(著) 新潮社

なかなか他の人が経験しえない立場で英国の実態を圧倒的な筆力で描き出すブレイディみかこさん。『子どもたちの階級闘争』はここ数年読んだ中で最も衝撃的で圧巻の傑作でした。
今回の著書は思慮深いのに軽やかな息子さんの経験から、地べたに足の着いたリアルな英国の実態、多様性、正義といったものを考えさせてくれる本。みかこさんと息子さんのやりとりや描写にはくすっと笑えるところや涙の出てくるところもあり、自分の子どもたちと将来会話することがより楽しみにもなりました。
英国とはまた異なる形で「多文化」なシンガポールで、私たちが日々見えていない景色はどのような世界なのか、ということを考えるうえでもおすすめの1冊です。

 

LIVE SMALL LIVE MODERN -THE BEST OF BEAMS AT HOME-


COLONY CLOTHING
クリエイティブディレクター
高田朋佳さんのおすすめ

 

BEAMS(著) Rizzoli International Publications, Incorporated

セレクトショップ「ビームス」が、約1,500人を超えるスタッフの中から厳選された多くのこだわりを持つスタッフの自宅を紹介。
リノベーションされた住まいや、北欧家具、日本の伝統的な民藝家具、沖縄の食器、さらにはサブカルチャーやそれぞれの趣味。様々な異なるテイストを自由に組み合わせて作られるそれぞれの住居。この自由な組み合わせこそが現代の生活様式であり一つの概念に囚われない、発想力がとても面白い一冊。新年ということで、家の模様替えにでも役立てばと思います。

 

Room


Tommy’s Sake Bar
アシスタントマネージャー
古賀暖菓さんのおすすめ

 

Emma Donoghue(著) Little, Brown and Company

狭い部屋の中で生まれ育ち、外の世界を知らない5歳の主人公の想いと日常が描かれた、実話を基にした小説です。
読書に苦手意識を持っていた高校時代、授業の一環で読み始めた本でしたが、次に何が起こるか予想できないストーリー展開に圧倒され、あっという間に読み終えました。
この本は、新しい世界に飛び込む勇気をくれる作品です。今いるところから外に一歩踏み出せば新しい経験ができること、どんな困難が待っていようと徐々に順応し、成長できることを気付かせてくれました。子どもの語り口でつづられる文体、英語の表現がシンプルなのでどんどん読み進められます。英語が苦手な方にも、ぜひ読んでいただきたい作品です。

 

IKIGAI 日本人だけの長く幸せな人生を送る秘訣


グロービス経営大学院
マネジャー、講師
吉野賢哉さんのおすすめ

 

茂木 健一郎 (著) 新潮社

30ヵ国、28言語で出版されているベストセラー、脳科学者茂木健一郎さん執筆の本書。
シンガポールでも多くの人が知っている「IKIGAI」という概念を、日本の文化的背景や事例を使ってわかりやすく解説しています。「IKIGAI」の5つの要素(小さくはじめること、自分からの解放、調和と持続可能性、小さな喜び、「今ここ」にいること)をはじめ、様々なヒントが沢山詰まっています。そして、茂木さん曰く「IKIGAI」を見つけることは、誰にでも、いつからでも、どこででもできる。
2020年のスタートに改めて「IKIGAI」について考えてみませんか?

 

30歳高卒タクシードライバーがゼロから英語をマスターした方法

AsiaX編集部のおすすめ

中山哲成(著) 横山カズ(監修) IBCパブリッシング

「英語を話せるようになりたい!」高校・大学を卒業してからも一度はこう思う人は多いですよね。でも「もう歳だから…時間もお金もないから…」などといいわけをして最初の一歩も踏み出せないものです。ですが、30代で英語学習を始め、しかも完全独学でネイティブクラスの英語力を身につけた人がいると知ったらどうでしょう。
本著では、タクシードライバーの中山哲成さんが、参考書だけでなくYouTubeなどを駆使して英語の知識を深め、日頃の接客と日本語チューターの活動で経験を積んでネイティブクラスの英語力をつけていく様子が、独自の学習方針・方法と合わせて紹介されています。
「今こそやれる!」と新年から意識を変えてくれる一冊です。

 

AsiaX × 紀伊國屋書店 新年に読みたい1冊2020 ブックフェア

今年も紀伊国屋書店シンガポール本店にて開催が決定!
シンガポールで活躍する精鋭たちがお薦めする12冊が勢ぞろいします。
是非、奮ってお越しください。
フェア開催期間:2020年1月1日~2月29日
●シンガポール本店:391 Orchard Rd., #04-20/20B/20C, Ngee Ann City Takashimaya Shopping Centre, (S) 238872

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