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海外赴任のミカタ

2019年5月25日

シンガポールの生活とよくある健康問題

 この春にシンガポールで新しい生活が始まった方、ようこそシンガポールへ!
 
 海外の生活では、通勤、通学で運動の機会が減少し、ストレス解消で飲酒・喫煙が増加する方がいます。
 
 日本で受けていた治療を中断し渡航された方は、生活習慣病を放置すると合併症(脳梗塞や心筋梗塞)のリスク増加につながるので気をつけましょう。仕事や学校、生活環境のストレス源が緩和されることで、気分の落ち込みや不安感などメンタルヘルスの不調も問題になりがちです。
 
 シンガポールは安全かつ、衛生的な環境で、日本と変わらない生活が可能です。医療レベルは日本と変わりませんが、外国人向けの医療は高額になるので、必ず医療保険に加入しておきましょう。シンガポールは高温多湿な気候のため、湿疹や、長期滞在になるとシミ・そばかすが増えてきたり、強い日射しで頭痛や体調不良がおきやすくなる人もいます。近隣諸国の野焼きや森林火災による大気汚染(ヘイズ)は、慢性鼻炎や喘息などアレルギー・心・肺疾患がある人は症状がひどくなることがあるので注意しましょう。
 
 シンガポールで注意するべき代表的な感染症は手足口病、デング熱などがあります。手足口病は4歳までの小児に多く、幼稚園などで流行することがあります。治癒するまで登園できません。口や手足に発疹など疑わしい症状があれば医療機関に受診してください。デング熱は高熱で発症しインフルエンザ症状と似ていますが、風邪症状(鼻水・咳)はありません。蚊が媒体となって地域で流行することがあり、流行時は外の目立つところに横断幕がつるされます。幸いシンガポールではここ1、2年大きな流行はないようです。蚊よけ剤(DEETやPicaridin含有のもの)を用意し、自宅で蚊を発生させないように水回りのチェックを行いましょう。
 
 シンガポールでの生活でお困りの健康問題があれば、何でもクリニックにご相談ください。

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