2008年3月17日
シンガポールの祝日を知ろう「グッド・フライデー」
シンガポールのカレンダーを見ると、宗教上の祭日が祝日になっているケースが多いことに気付きます。では、『グッド・フライデー』はどの宗教に由来するものでしょうか? ご存知の方も多いでしょうが、正解はキリスト教。日本語では『聖金曜日』と訳されています。イエス・キリストがゴルゴダの丘で十字架にかけられた日で、それから3日目の日曜日がイエス・キリストが復活した日、つまりイースターです。
ではなぜ、イエス・キリストが受難を受けた日が『グッド』なのでしょうか?『God’s Friday』が『Good Friday』になったとする説など諸説あるようですが、「イエス・キリストが人々の罪を背負い、人々のために命を捧げたことで、人々の過ちが許され、神の救いが与えられた日だから」という解釈が一般的のようです。
グッド・フライデーはイースターの日付に合わせて移動するため、太陽暦(グレゴリオ暦)のカレンダーでは毎年日付が異なります。イースターは春分の日の後の最初の満月の後の日曜日なので、その2日前であるグッド・フライデーは、最も早い場合で3月20日、もっとも遅い場合で4月23日になります。
シンガポールの祝日は人材開発省のホームページで確認できます。
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.118(2008年03月17日発行)」に掲載されたものです。
文= AsiaX編集部