今回は、疲労を緩和し、身心共にリラックスするお茶をご紹介します。身体は、休む事なく働き、生命を維持してくれています。疲労が抜けきらないのは、内臓が疲れているという信号です。そのまま無理をしていくと、病気の引き金になる可能性があります。とは言っても、なかなか休めない、身体は休めても頭の中はフル活動……という方も多いでしょうが、こんな状態が続くと身心が悲鳴をあげてしまいます。
また、疲れたらコーヒーでリフレッシュ、という人も多いのでは?手頃ですからつい飲んでしまうのですが、冷えのある方は要注意!コーヒー豆は、南方産です。一般に南方で産する物は身体を冷やす効能があります。ホットコーヒーなら良いのですが、飲みすぎに気をつけましょう。
身心ともに安らぐことは、副交感神経が活発になり、内臓の機能を活性化するので、身体の抵抗力が増して自然治癒力が高まります。逆に交感神経が休まらず緊張が続くと、内臓に良い刺激が行かず生理機能が低下し、免疫力が損なわれて病気になりやすくなってしまします。
お茶には、気功の呼吸法のように、脳をリラックスさせる効能があります。しかも様々な応用がききます。疲れた時にはお茶を一服してみてください!また、各自の状態に合わせて、組み合わせて飲んでみてください。
精神安定に効くお茶
- 焦り、イライラ…菊花茶(花4~6個、お湯600cc)
- ストレス…真珠花茶(写真)、ジャスミン茶、ライチ茶、緑牡丹茶、黄山緑牡丹茶、高麗人参茶
- 不眠…真珠花茶
不眠には(1)や(2)のお茶でも良いのですが、緑牡丹茶など緑茶は眠りを妨げるので避けて下さい。
疲労回復に効くお茶
- ほてりがある…菊花茶と緑茶と半々にブレンドする
- 冷えがある…菊花茶を、ウーロン茶、黒茶とブレンドする
- 目の疲れ…クコ茶、ほてりにも効果あり
- 高血圧ぎみ/高血圧症…決明茶(ハブ茶)
元気を補うために、いずれのお茶にもナツメを1~2個入れるといいでしょう。目の疲れがひどい場合は、菊花茶にクコを1つまみ(10粒位)入れ、お湯600ccぐらいで淹れたお茶も効果的です。
また、以前ご紹介した生姜茶、生姜紅茶は万能茶ですから、上記の症状の時に飲むのもおすすめです。ぜひお試しください。