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シンガポール不動産トレンド情報

2007年12月3日

賃貸市場の今「シンガポール中心部以外」

郊外でも賃料の上昇は著しく、中心部と同様の上げ率ではありますが、こちらはシティーに比べ、従来の賃料がリーズナブルであったため、価格的にはまだ入居可能なものを見つけられる可能性があります。しかし、現在シティーエリアから郊外へと住み替えが進む傾向にあるため、問題は、空き数が激減していると言うことです。また、これは相対的な観点ですが、コンドの規模がシティーに比べて小さいものも多く、総戸数が多くないため、大きく広告を出す前に次のテナントが口コミで決まってしまうケースもあります。
イーストコースト地区(ディストリクト15、16、17、18)の海側は、欧米人市場でもあるため、もともと家具なしで賃貸されている物件が多いエリアです。現在のテナントが家具なしで賃貸している場合、次の方にも家具を提供しない契約や家具を付けると極端に言い値がアップしたというケースもあります。ウエスト地区(ディストリクト11の一部、21、22)は、まだ比較的賃料はリーズナブルですが、特に築浅のコンドは規模があまり大きくないものが多いので、前述のような注意が必要です。
これは全エリアについて言えることですが、不動産エージェントの広告も以前のように空き物件を中心としたもので無くなってきました。テナントが更新されないとわかるや否や広告される方も増え、ご入居可能時期が『2ヶ月後の物件』と『すでに空いている物件』の情報が混在しています。気に入った物件が見つかっても、入居時期が合わないため断念されるケースもあるかと思います。また現在テナントが住んでいる部屋の見学は、その方のスケジュールに左右されるため、時間など調整いただく必要があります。
ここまでかなり悲観的な状況ばかりお話してきましたが、このような限られた状況でも、ご希望に合う物件を見つけられた方は少なからずいらっしゃいます。少しの工夫と努力、思いきりのよさやタイミングそして少しの運…次回以降、良い物件を探し出すためのちょっとした工夫についてお話ししていきたいと思います。

協力=コンパス不動産

文=新納美紀

本記事の内容は物件、エリア、時期によって異なる場合があります。物件をお探しの際には最新情報を必ずご確認ください。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.111(2007年12月03日発行)」に掲載されたものです。

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