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シンガポール不動産トレンド情報

2008年3月3日

物件探しのアドバイス「契約について」

物件の見学を終え、希望通りのお部屋が見つかった後はオーナー側との交渉です。通常、エージェントを通じて先方と交渉に入ります。ここでは、契約時のポイントをいくつかあげてみます。

〈LETTER OF INTENT〉仮契約書

シンガポールでは、口約束の仮押さえはできません。正式な文書で、契約日、賃料、その他の条件を記載し、手付金(通常1ヶ月分賃料相当)を合わせて、オーナー側にオファーします。その際に、家具や電化製品などリクエストがある場合は、詳細を記載しなければなりません。LETTER OF INTENTに両者が同意・署名した後では、追加リクエストを依頼しても、通常受けてもらえません。新品や色・サイズ・個数などの希望がある場合は記載しておきましょう。

〈TENANCY AGREEMENT〉本契約書

LETTER OF INTENTで仮契約された後、速やかに本契約書の手続きに入ります。本契約書は、2年間の契約の間、両者が守るべきことを詳細に記載したものです。追加デポジットと前家賃(2か月分の賃料相当)もあわせて用意します。契約者は会社という場合も多いでしょうが、入居者に直接かかわる主な項目としては、転勤解約条項(12カ月後から2か月前通知で解約可)、エアコンのメンテナンスについて、退去前の次期賃貸者のための物件の見学許可についてなどがあります。また最近の市場では、契約期間中にオーナーが物件を売買することも多いため、契約期間中に購入希望者への見学を許可する条項、物件が取り壊しになった際の立ち退きについて書かれた条項(EN-BLOC SALE)など、以前はあまり目にしなかった条項が付け加えられています。オーナーに比べ、テナント側が同意するべき条項が多く、契約書特有の英語表現も多いので、不明な点は署名前に、会社の総務や担当エージェントに確認しクリアにしておきましょう。

〈INVENTORY LIST〉家具等・備品リスト

家具・電化製品・鍵等のお部屋の備品リストです。通常は契約後、物件引き渡し時にオーナー側から渡され、現場で両者立ち会いのもと確認した後署名します。退去時物件とともに引き渡すもののすべてが記載されていますので、リストに過不足がないか、署名する前に1つ1つきちんと確認しましょう。

協力=コンパス不動産

文=新納美紀

本記事の内容は物件、エリア、時期によって異なる場合があります。物件をお探しの際には最新情報を必ずご確認ください。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.117(2008年03月03日発行)」に掲載されたものです。

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