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シンガポール不動産トレンド情報

2008年7月7日

サービスアパートメント

ホテルの長期滞在では、ちょっとした自炊が出来なかったり、換気や温度調整が難しい、滞在客が頻繁に変わるなど、自宅のようにはなかなかくつろげません。長期出張や、住宅を見つけるまでの1ヵ月程度の滞在には、サービスアパートメントを活用される方も多くいます。
サービスアパートメントは、オーチャード、リバー・バレー・エリアなど、主にDistrict(エリア)09、10の市街地に9割が位置しています。会社により異なりますが、ハウスキーピング(週2~6回)・朝食付・フリーローカルコール・インターネットサービス・ドライクリーニング(有料)などが提供されます。室内は、家具付きのリビング・ダイニング・寝室・バスルームの他、食器や調理器具が揃ったキッチンがあります。電気製品なども、長期生活に必要なものは一通り揃っているところが多いようです。部屋のサイズは通常の住宅と比べ若干小さめで1ベッドルーム/500sqf(約46m2)前後、2ベッドルーム/800sqf(約74m2)前後。プール・ジム・コンシェルジュ・ビジネスセンター・無料送迎シャトルバスなどホテル並みの施設が整っているところもあります。
気になる賃料ですが、シンガポールのホテル価格の慢性的な高騰のあおりをまともに受け、外国人の長期滞在住宅の中で一番最初に価格が上昇したのがサービスアパートメントでした。高値を維持しているコンドミニアムに比べても、まだかなり高額であるのが現状です。需要の高い1ベッドルームはS$7,500以上、2ベッドルーム/S$9,000以上で、S$10,000を超える物件も少なくありません。多くは2年前の底値時の2倍以上の賃料になっています。また、GST課税後、さらに数百ドル高くなります。
今後、一般住宅賃料は、高値上げ止まり、もしくはエリアによっては緩やかに下落していくことが期待されますが、サービスアパートメントは総戸数・テナント層・滞在用途・契約期間のフレキシビリティから見て、急激な賃料下落はないものと思われます。ホテルに比べ広く便利で短期~中期滞在者向き、ただし価格は、高級ホテルより少しリーズナブルか同等のものとして、サービスアパートメントに対する捉え方を変えていく必要があるようです。

協力=コンパス不動産

文=新納美紀

本記事の内容は物件、エリア、時期によって異なる場合があります。物件をお探しの際には最新情報を必ずご確認ください。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.125(2008年07月07日発行)」に掲載されたものです。

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