「1821年頃、中国・厦門、福建から最初のジャンク船でやってきたのは全員男性で、今のテロック・アヤ(Telok Ayer)あたりに住みました。そして牛車でアンサンヒルとスプリングロードの井戸まで水を汲みに行っていたんです。それにちなんで、『牛车水(Niú chē shuǐ)』と呼ばれるようになりました。ほかの国のチャイナタウンのように『唐人街』と呼ばないのは、シンガポールは多民族国家で昔からマレー人、インド人も住んでいるから。ちなみにチャイナタウンの中心地クレタ・アヤ(Kreta Ayer)は、マレー語で牛車水という意味です」。
なんと、チャイナタウンの漢字表記に多民族国家ならではの意味があったとは!
文=AsiaX編集部