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欠伸時(あくびたいむ)

2013年3月4日

フィッシュヘッドカレーはなぜ頭を使うのか?

スクリーンショット 2015-07-01 22.17.43シンガポール名物、フィッシュヘッドカレー。なぜ魚の頭でなくてはならないのか?全部使えばいいのにと不思議に思っていたら、その起源は諸説あるようだ。インドのケララ出身のシェフが、インド料理では使わない魚の頭を捨てるのはもったいないと思い、この料理を作ったら中国人客に受けたという説。この説はTank Roadにあったインドの店が発祥の地らしい。ほかに、その昔、裕福な家で働いていたメードが、残り物の魚の頭を使った料理を食べていたところ、家族の目に留まって人気メニューになった、という説も聞いたことがある。

いずれにしろ、もったいないという思いから生まれたということ、そしておめでたい魚、タイの頭が使われることが、日本人に人気の理由なのでは、と思う。フィッシュヘッドカレーを食べたくなったら、ぜひ「似て非なる『フィッシュヘッドカレー三つ巴』」をご参考に。

文=AsiaX編集部

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.229(2013年03月04日発行)」に掲載されたものです。

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