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熱帯綺羅

2016年5月2日

気軽に足を運べる自然の宝庫 コニー・アイランド

島内サイクリングは出会いがいっぱい

しかし、この公園はアイランドサイクリングを気軽に楽しむことができます。レンタル自転車屋は現在2軒。マウンテンバイクや親子乗せバイクなど、1時間8Sドル(約660円)でさまざまなスタイルの自転車を選ぶことができます。サイクリングコースは大きく分けて2つあり、おすすめは島内の端から端まで往復するルート。道がシンプルなので迷うことがありません。もう1つ、島内の左側にある整備されたサイクリングロードから島の入り口に戻るルートがありますが、こちらは島内を往復するルートの約2倍の距離があるため、軽装の場合はあまりおすすめしません。

 

また野鳥の鑑賞をテーマとしたボードウォークもおすすめです。土地の高低が少なく距離も短いので家族連れや女性でも十分楽しむことができます。トイレは島内に1ヵ所しかなく、飲み物などを買う売店もないので、事前にトイレを済ませ飲み物を用意しておきましょう。

 

サイクリングコースを外れてビーチで休憩していると、猿や大きなトカゲなどの野生動物をすぐ近くで見ることができます。餌やりは罰金の対象になるので見るだけにしましょう。そのほかにもいくつかの注意事項があります。自然の宝庫ゆえ島内には害虫もいます。ビーチ散策時はサシチョウバエなどのサンドフライに刺されないよう注意が必要です。また目の前がマレーシアなので、スマートフォンが勝手に電波をキャッチし、国際ローミングを始める可能性があります。心配な場合は機内モードにするなどの対応を行うとよいでしょう。

 

コニー・アイランドはシンガポール中心部から程よく離れているので、有名な公園のように「休日にありがちな混雑」は見られません。また公園前のショッピングモールにはいくつかのレストランがあり、行列なしで利用できます。早起きして訪れて「いつもとは少し違う朝」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

自然のまま残されたビーチはシンガポールでは珍しい。ビーチの奥に胡兄弟の別荘跡地がある。
Serangoon Island

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.301(2016年5月2日発行)」に掲載されたものです。
取材・写真:森迫 紀子

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