AsiaX

「けいすけ」ラーメンが一堂に会す総本店 ユニークな創作料理も

シンガポールで「豚骨王」、「豚骨王 春夏秋冬」「鶏王」「餃子王」を展開するらーめんけいすけが、6月上旬、サンテックシティモールに「ラーメンダイニングけいすけ東京」をオープンした。同店はらーめんの種類別による専門店ではなく、「日本のさまざまなラーメンを揃えた総合店であり、本店という位置づけです」と、店長の塩崎充裕さん。豚骨、味噌、醤油、塩、けいすけならではの渡り蟹を使った渡り蟹ラーメン、新作の煮干しラーメンをベースに7種類のラーメンを揃える。

 

記者はまず、煮干しラーメンをいただいた。スープは鶏と豚骨の動物系と煮干しをブレンドしたものだという。3種類のベースがしっかりバランスを保っているのだろう、極端に濃厚でもあっさりすぎることもなく、食べやすい。魚介の風味がほのかに漂うが、強烈な魚介のインパクトは苦手という人でも大丈夫。一味唐辛子がピリッと味を引き締めるアクセントになっており、トッピングに鰹節も入っていて芳しい。

続いて渡り蟹ラーメン。渡り蟹を丸ごと使ったスープは黄色く、濃厚こってりは一目瞭然。ややとろみがある口当たりで、カニの旨みが凝縮されたどっしりとした味わいが楽しめる。このほかにも定番の醤油ラーメン(S$11.50~)、とんこつラーメン(S$11.90~)もある。

 

渡り蟹ラーメンS$13.90++

煮干しラーメンスペシャル。トッピングのボリュームにも感動するスペシャル版。

 

なお、ラーメンごとに異なる種類の麺が使われている。煮干しラーメンには中太でもっちり色白の麺、渡り蟹ラーメンには、その濃厚スープが絡まっていっしょに持ち上がってくるような太く厚い麺。多くの種類のラーメンを扱いながらも、それぞれにこだわる姿勢が感じられる。

そしてラーメンのほかにもサイドメニューが充実。餃子や唐揚げ、チャーハン、丼物はもちろん、照り焼きチキンにメンチカツ、さらにラーメンをホットドッグにしたらこうなるというラーメンドッグ、マカロニの代わりにラーメンが入ったラーメングラタンといったユニークな創作料理が揃う。

 

チャーシュー、揚げ麺、ナルト、ネギ……食べたらきっと吹聴したくなるラーメンドッグS$3.5++

 

 

77席ある同店は現時点でけいすけのシンガポール最大店舗。ラーメンを食べたい時に気軽に利用するのはもちろん、休日に家族で外食する時にも使いたい。

 

カウンター席、テーブル席、さらに個室も完備。1人でも大人数でも利用しやすい。

サンテックシティモールの2階、スターバックスの隣にある。