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Patisserie Platine

スーパーセレブシェフ和久田哲也氏が手掛けるWaku Ghin(ワクギン)は、モダンヨーロピアン・ジャパニーズのレストランとしてシンガポールの内外にその名を知られている。そのWaku Ghinのスイーツは料理に勝るとも劣らない卓越した味わいで、デギュスタシオンの最後のデザートを楽しみにするゲストも多い。そのWaku Ghinが、マリーナベイサンズのホテルロビーにあるRISE Loungeにて、Patisserie Platineとしてペストリーやプチケーキの提供を始めた。ホテルのロビーラウンジなので、スイーツにお茶を合わせて気軽にWaku Ghinの贅沢な一品を楽しめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2010年の開業からWaku Ghinで一番人気なのが、ホワイトチョコレートの羽を冠したGhinチーズケーキ(12Sドル、写真左)。ふわふわでまるで雪がとけるような食感と中に隠されたレモンカードの酸味が絶妙。Black Forest(12Sドル、写真右手前)は、果実をじっくり煮詰めた甘酸っぱいダークチェリーソースとチョコレートムースの組み合わせが芳醇な味わい。

これらのスイーツに共通しているのは、甘さがぐっと控えめで素材の味や香りがひきたっていること。また、ひとつひとつの食感にもこだわっており、食べた時の感触がなんとも心地よく、いくつでも食べたくなる。「乳脂肪分が崩れないようにクリームを泡立てる時はゆっくりと――」。Waku Ghinのペイストリーシェフ石野泰嗣さんが作り方のコツを教えてくれた。無論、パティシェ歴15年のプロがなせる業以外何ものでもない。日本から仕入れた旬の果物やチョコレートはフランス製のバローナを使うなど、素材にも存分のこだわりがある。

 

Waku Ghinのオーナーシェフ和久田哲也氏(右)とペイストリーシェフの石野泰嗣氏(左)

 

Patisserie Platineでは、和久田シェフが全幅の信頼を寄せている石野シェフが、毎日18種類のスイーツを提供する。嬉しいのが1個からできるお持ち帰り。普段 は甘いものを食べない男性でも、たとえばアールグレイとオレンジのシロップ、ラムをたっぷり吸わせたババに軽やかなクリームがのったSavarin(11Sドル)など是 非お試しを。小粒な中にとろりとクリームを蓄えたマカロン(12個入り、25Sドル)も特別な人への手土産に喜ばれそうだ。