転機は25歳の時で、シンガポールに発展の可能性を感じて移住を決意。企業向け基幹業務システムやシステム開発を行うIT企業勤務を経て、2007年にカワテックを設立した。「十分な経験を持った日本人の自分が主体となり、親身になった対応やサービス展開ができれば、これまで以上のITサポートが可能」と感じてのことだ。以来11年、ITサポートのプロ集団として、パソコンの導入・修理・サポート、サーバー、ネットワーク環境、LAN構築から電話回線引き込みまで、ワンストップでのIT環境整備サービスを提供し続けてきた。「ITに関するトラブルは、パソコンに詳しいだけでは手に負えないことがよくあります。IT基盤の強化は業務の効率化につながるものですが、コストや認識不足が理由でIT担当者不在の会社もあります。こうした状況を踏まえ、カワテックでは社外ITサポート部のような立ち位置で、全スタッフが責任をもってサポートにあたっています。最短1日で問題を解決するために、知識力、技術力、部品調達力を高めてきました」と胸を張る。
休日は自宅近くのパシリスパークで、6歳の息子さんと一緒にサッカーやフリスビーなどをして遊ぶ川辺さん。ゴールに向かって勉強し続けてきたストイックさとともに、顧客や社員との縁を大切にして、周囲から将来のインスピレーションを感じてきた生き方が、カワテックの経営の第一目的である“社員満足そして顧客感動”につながっているように思えてならない。
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