現在は、グループのアジアパシフィック地域拠点の法務を統括している。「西はインドから東はオーストラリアまでが担当地域です。普段は各拠点のローカルスタッフや駐在員に対して法務面からのサポートを行い、必要とあれば自ら案件を担当します。リソースに限りがありますので、試行錯誤しながら業務にプライオリティをつけています」。
シンガポールでの仕事のやり甲斐について尋ねると「日本にいた頃は、大勢いる法務部の一員としての役割を担っていましたが、ここでは法務体制の強化のために考えつくことは何でも幅広く行っています。また、1人では仕事ができませんが、時間をかけて採用した法務スタッフが各拠点にとけこみ、戦力になってくれていると分かったときは嬉しいです」とのこと。弁護士として最初にスタートした法律事務所で多数の国際案件に関与したことから始まり、現在に至るまでグローバルな活躍が続いている。
余暇の過ごし方について尋ねると、「ヨガをしたり、近隣国へ旅行したりしています。シンガポールマラソンに毎年エントリーしているので、直前になると、急にジョギングを始めます」と柔和な笑顔が輝いた。