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Vol.324

2017年7月26日

清水 洋介さん

ケルビン・チア・パートナーシップ法律事務所 外国法弁護士

web324_Cover1埼玉県出身。慶應義塾大学法学部を卒業後、弁護士として東京都内の法律事務所に約10年勤務し、主に企業法務案件を担当。その後、米国のロースクールに留学し修士号を取得、ニューヨーク州の司法試験にも合格した。2016年、現在所属するケルビン・チア・パートナーシップ法律事務所で勤務するため、来星した。

 

東京で働いていた頃、外国企業を相手とする契約交渉といった国際的な案件が増加していたこともあり、海外で法律を学びたいと考えるようになった。現在の勤務先で働くことを決めたのは、日系企業の進出が特に盛んな東南アジア、中でもシンガポールに強い興味を持っていたからだという。

 

現職では、日系企業の海外進出支援のほか、すでにシンガポールで事業展開している日系企業に対し、日常的なビジネスで生じる法律上の問題から紛争案件までさまざまな相談に対応。「ミャンマー、ベトナム、タイ、インドネシア、カンボジアにもオフィスがあるため、それらの国の案件にも関与しています。ローカルの法律事務所で、職場にはさまざまな国籍・人種の人がいますが、皆フレンドリーに接してくれるので楽しく働けています」と笑顔を見せる。

 

シンガポールで働き始めて印象的だったこととして、法曹界におけるICT化を挙げる。日本の裁判では、未だにファクスで書類のやり取りをしているのに対し、シンガポールではペーパーレス化が大きく進んでいて驚いたそう。「シンガポールは、何事もスピーディーに決めて実行できる国柄だと実感しました」と話す。
週末は子供2人を連れてシンガポールの観光地やテーマパークへ遊びに行くなど、家族想いの一面も。また仕事帰りには、職場近くのエスプラネードから夜景を眺めながら海沿いの遊歩道を歩き、マーライオンパーク方面へ散歩して気分転換を図っている。

 

国際的に活躍できる弁護士として、今後もさらなるキャリアアップを目指す。

 

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この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.324(2017年8月1日発行)」に掲載されたものです。

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