シンガポールでは、ランニングコミュニティや飲み会への参加を通じ、現地のビジネスパーソンとの人脈を広げているという間下氏。今後の目標は、アジア各国で現地人材を確保し、オペレーションのローカライズを進めていくことだ。現在、日本を除くアジアでの売り上げはグループ全体の約20%を占めており、これを今後は40%程度にまで高めたい考え。さらにはコミュニケーションのインフラとして、ウェブ会議を企業内利用のみならず遠隔教育や医療、金融商品の販売向けにも展開し、さらにドローンとも組み合わせることで災害対策などにも役立てる。
日本人の働き方も変えていくと意気込む。生産年齢人口が減少する中、育児や介護のライフイベント時に在宅勤務ができるようになるなど、場所を選ばない働き方がより重要になるとの考えのもと、自身も海外に居を構えつつ、国境をまたいで働くスタイルを実践。プロダクトの品質向上にも意欲を燃やす。
座右の銘は「出来るか出来ないかではなく、やるかやらないか」。「人が思いつくことなら何でもできる。それをどうやって実現するかが重要」と話す。チャレンジを大切にする姿勢はブイキューブのカルチャーでもあるという。