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Vol.283

2015年7月6日

藤原 寛明さん

TAMSAN Pte Ltd マネージングディレクター

Vol283_coverクラウドアプリ開発やWebサイト構築などを手がける、Web制作会社TAMSAN Pte. Ltd.でマネージングディレクターを務める。
立命館大学に在学中、アルゼンチンに留学。「スペイン語とサッカーが好きだったのですが、スペインは人気があったので別のスペイン語圏を深く考えず選びました(笑)」。言葉もよくわからないまま始まった留学生活だが、実際に暮らしてみると文化水準の高さや景観の美しさ、何よりそこに暮らす人々にすっかり魅了されてしまったという。
留学後も熱は冷めず、少しでもアルゼンチンに近い南米に勤務したいとの思いで海外転勤のある商社に就職。入社後半年でエクアドル代理店勤務となった。2年間の駐在を経て退職、アルゼンチンで個人事業を立ち上げた。その後日本に帰国し、Webサイト制作・運用会社の株式会社TAMに入社。提案からプロジェクトマネージメントまで、大規模サイトのマルチデバイス対応リニューアルなどの案件を担当、本格的にWeb制作業界に足を踏み入れることになる。自身のWebに対する知見や海外での経験が評価され、シンガポール法人であるTAMSAN Pte. Ltd.設立に伴い2012年に来星した。

 

日進月歩と言われるWeb業界。その中に身を置く者として、最新技術や業界動向は欠かさずチェックしている。自身の知見が顧客に提供できるソリューションの質に直結するからだ。「新しい技術を知っていれば、大幅に工数を抑えた提案ができることもある。どれだけお客様の期待を上回るソリューションを提供できるかが、自分たちの価値になると思います」。自分たちが提供した成果物によって問題が解決できた、成果が上がったと顧客から報告を受けたときは、嬉しさと達成感がこみ上げる。
多忙な日々のなかオフタイムの楽しみは、家でお酒を飲みながらアルゼンチン関連のニュースをキャッチアップすること。「今後は教育分野が発達しているシンガポールで、エデュケーションテクノロジー分野へも進出したい」と事業拡大へのビジョンを語る一方で、アルゼンチンへの熱い想いも変わっていないようだ。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.283(2015年07月06日発行)」に掲載されたものです。

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