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シンガポールにおける電子たばこの規制強化について

電子たばこ(ベイプ)は多くの国々で使用が認められており、日本ではニコチンを含まない電子たばこの購入、使用が可能です。しかしながら、シンガポールでは厳しく規制されており、電子たばこの輸入、購入、所持および使用は全て違法となります。
 
2026年5月1日に「たばこ・ベイプ規制法(Tobacco and Vaporisers Control Act 1993; TVCA)」が改正され、電子たばこの規制が強化されました。特にエトミデート等の特定の物質を含む電子たばこについては厳しい措置が講じられています。
 
居住者だけではなく、シンガポールへの渡航や出張の際には、以下の点に注意が必要です。
 

Q1. シンガポールで電子たばこを使用できますか。

A. 電子たばこ、その構成部品を所持、購入、使用することはTVCAで禁じられています。シンガポールでは電子たばこを販売する事業者に限らず、個人使用のために電子たばこを所持することも禁止です。電子たばこを所持、購入、使用した場合、最大1万Sドルの罰金が科されることがあります。
 

Q2. 日本で一般的な電子たばこを購入し、個人使用の目的にのみシンガポールに持ち込む場合はどうでしょうか。

A. シンガポール国外で合法に入手した場合でも、個人使用の目的であっても、電子たばこをシンガポールに持ち込む正当な理由には該当しません。TVCAにおいて、電子たばこ、その構成部品をシンガポールに輸入することは全面的に禁止しており、例外はありません。
 
 電子たばこの輸入は、所持や使用の行為よりも重大な違反として扱われます。電子たばこを輸入した場合、禁固刑最大9年に加え、最大30万Sドルの罰金が科されることがあります。シンガポールを訪れる旅行者は、入国を伴わないトランジットを含め渡航前に必ず電子たばこを処分しなければなりません。
 

Q3. 電子たばこに、ニコチンが含まれていなければ携帯することは可能でしょうか。

A. 電子たばこに、ニコチンやたばこ成分が含まれているか否かに関わらず、電子たばこ自体が規制対象となっています。TVCAにおいて、電子たばこ、その構成部品にたばこやたばこ成分、たばこ代替品等が含まれない場合でも規制対象であることが明示されています。
 
 また、TVCAにおける「電子たばこ」の定義も広範であり、液体や物質を気化させて口腔内に吸入するための物質を生成するために使用する機器や物品を指します。電子たばこの構成部品も同様に解釈され、たとえ中身が空でニコチン等が含まれていなくても規制対象となります。これらの電子たばこ、その構成部品を輸入、所持、購入、使用することは禁じられています。
 

Q4. 電子たばこをオンラインで購入する場合はどうですか。知人のために持ち運びする場合も違法ですか。

A. TVCAでは、オンライン取引について明確に規定しています。購入者がシンガポール国内に滞在し、購入した製品が国内に配送される場合、国内での購入とみなされます。
 
 また、電子たばこ、その構成部品を第三者に届けたり配送することも禁じられています。TVCAでは、シンガポール国内における電子たばこ、その構成部品の販売、譲渡、輸送、配送、配布を含む一切の行為を禁止しています。これらの行為の申し出や前記の目的で電子たばこを所持することも禁じられています。また、個人使用のために所持する行為よりも重い罰則が適用され、禁固刑最大6年に加え、最大20万Sドルの罰金が科されることがあります。
 
 知人や同僚からの依頼品であっても、電子たばこやその構成部品をシンガポール国内へ持ち込んだり、国内で持ち運ぶことは、厳格な処罰の対象となるため細心の注意が必要です。