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ビジネス特集

2010年1月1日

企業と“人財”のベストマッチングにかける情熱

グッドジョブクリエーションズシンガポール 斉藤 秀樹氏

p1-2

2009年も世界的に非常に厳しいビジネス環境が続いた中、シンガポール経済は回復に向かい始めたとされるが、「失業率3%台はシンガポールでは高水準。まだまだ予断は許さない」とグッドジョブクリエーションズシンガポール社長の斉藤秀樹氏は指摘する。昨年は採用意欲がありながら本社やグループ全体の業績不振で採用を見送るケースも多く見られたという。人員が減っても補充せず、今居るメンバーで業務を回す工夫をするなど、多くの企業が2008年後半から急変した経済事情への対応に苦慮した1年でもあった。

 

採用活動が鈍化した2009年は、人材紹介業にとっても厳しい1年だったはず。どのようにこの状況を切り抜けてきたのかという疑問を斉藤氏にぶつけてみると、「2008年前半までは売り手市場で、内定が出ても求職者が最後の決断に迷うケースが見られました。しかし、2008年後半以降は買い手市場に急変。これは企業にとっては良い人材をより確実に採用できるチャンスでもあります。事情が許すのであれば、今のうちに優秀な人材を確保して今後の景気回復期に備えられることを勧めてきました」との答えが返ってきた。最近では、内定までに3次あるいは4次面接まで行われるケースも珍しくなく、その分採用企業・求職者とも互いにじっくり向き合えていることもあってか、内定後の求職者の決断も早くなっており、双方にとって良いと思われる案件が成立する確率が上がっているという。

 

昨年は、グッドジョブクリエーションズシンガポール社内においても「変化」の1年だった。2008年末の移転を機にオフィスをバリアフリーに。社長の斉藤氏も社員とデスクを並べることで社内の風通しがぐんと良くなった。また、情報の一元化を進めて社内での情報共有を推進。必要な情報に社員の誰もがアクセスしやすく、企業からの発注や求職者の登録から採用決定まで、1人のコンサルタントが総合的に対応できる体制を作ってきた。コンサルタント同士の連携もバリアフリーのオフィスではスムース。「細かいパスをつなぐイメージで、チームワークによる連携を高めながら、お客様にしっかり対応していきたい」と斉藤氏は語る。

 

2007年の設立からまもなく丸3年。ひとつの節目を迎えたことについて斉藤氏は「当社を信頼してくださり、付いてくださったお客様のおかげ」という。「企業に対しては単なる人材の紹介だけでなく、人事コンサルテーションも提供してきました。従業員が安心して働ける条件を企業が整えることはとても重要。そのためのご相談に応じられるのも当社の強み」と選ばれる理由を分析する。求職者に対しても、ひとりひとりの特性を見抜き、持っている経験からキャリアチェンジの可能性を追求するなど、求人案件とのマッチングに留まらない「キャリアコンサルテーション」を行っている。「時にはビジネスを度外視してやることも。でも、それでよい結果がもたらされると、やって良かったと思いますね」(斉藤氏)。大手ではなくても利益率が良い、社長が情熱を持って経営にあたっている、といった優良企業と、同社独自のスクリーニングで選りすぐった質の高い“人財”とを引き合わせることで、両者にとって望ましいマッチングをどれだけ成立させられるか、が同社が追求するテーマ。ゆくゆくは、シンガポールだけでなく域内各国などへの事業拡大を目指すべく、2010年は足元をしっかり作っていきたいという。

 

最後に、新年に向けての斉藤氏からのメッセージをご紹介。

 

「皆様、新年あけましておめでとうございます。

 

おかげさまで、今年の4月でグッドジョブクリエーションズシンガポールは3周年を迎えます。『情熱に勝る技術なし』を座右の銘に、今年も皆様の“人財”獲得に貢献させていただきます。引き続きグッドジョブクリエーションズシンガポールをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」

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この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.159(2010年01月01日発行)」に掲載されたものです。

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