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第8回 人事評価制度の変遷

今回は「今なぜ従来型の人事評価制度からの脱却が求められているのか」を歴史的背景から紐解きます。

 

日本の人事評価制度は、時代の変化に沿って変革を遂げてきました。戦後に台頭した年功制は、やがて能力主義成果主義へと傾向していきます。しかし、この成果主義も報酬の決定要素を個人業績に端的に絞った結果、会社の士気低下と組織風土荒廃を招き、2000年代には“修正”成果主義へと見直されます。

 

そして近年の動向として、もっともマインドシェアを集めているのは、「社員の意欲を引き出す、モチベーション戦略としての人事評価制度」です。いままでの不透明で曖昧な能力評価に代わり、社員が立てた目標や行動を基盤に評価をすることで、より納得感のある評価として受け入れられ、社員の意欲・能力を引き出し、自発的な会社貢献意欲をも高めるのです。この効果は会社利益に大きく繋がり、モチベーション戦略を掲げた会社は、現代において急成長を遂げています。

 

 

皆さまの会社ではいかがでしょうか?目標管理制度を円滑に運用するためには、目標設定基準の設定が不可欠ですが、運用面でのつまずきや、ナショナルスタッフが多い現場での行きづまりを感じられていませんか?あしたのチームは経営者の皆さまに寄り添い、人事評価制度問題の本質を解決いたします。