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日本最大のマイクロストックフォトサービス、アジアの素材の充実をめざし進出

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マイクロストックフォトサービスのピクスタ株式会社(本社・東京都渋谷区)が2013年11月にシンガポールへ進出、PIXTA ASIA PTE LTD を設立した。ピクスタは企業の広告などに使われるイメージ写真、イラスト、動画などを750万点以上揃える。画像の使用料(ロイヤリティー)が低価格に設定されているマイクロストックフォトサイトとして、ピクスタの売上は日本最大級。取締役/チーフ・コンテンツ・オフィサー(CCO)の内田浩太郎さんはアジアのローカルコンテンツを充実させたいと話す。

 

「人物、風景、食べ物、習慣などシンガポール現地のライフスタイルをイメージするクオリティの高い写真を増やしたいと思っています。今の主な業務は、シンガポールのフォトグラファーの方へのピクスタの紹介です。サイト上で作品を公開し、販売するマーケットプレイスとしてピクスタを利用していただけるクリエーターの方を増やし、ストックフォト素材を収集しています。現在、シンガポールを含むアジアでは約600名(2014年5月現在)のフォトグラファーの方に素材を提供いただいています。ちなみにプロのフォトグラファーの作品だけでなく、会社員や主婦の写真愛好家の方の作品も扱っています。私たちが重視するのは、いかにお客様のニーズにマッチした作品であるかということ。フォトグラファーの方が独自に撮影した作品を公開するだけでなく、ニーズがあると思われる写真を撮るために、当社がモデルを手配したり、撮影をアレンジすることもあります」。

 

安心の品質と低価格設定、使いやすさを考えたサービス

ピクスタのサービスの利用者は広告やウェブサイト、プレゼン資料などに画像を利用する企業や広告代理店、出版社など。さらにウェブサイトを運営する一般の個人の利用者も含まれる。

 

登録される画像はピクスタの審査を経た厳選素材であり、肖像権などの問題が起きないように配慮されている。また画像が作者の意図と反する変な使われ方がしないよう、安心して提供できるように環境が整備されている。

 

ピクスタのサービスを利用し、画像を購入するための会員登録は無料。クオリティの高い画像を低価格で、しかも1回購入した同一の写真は追加料金なく何回でも使うことができる。

 

「画像をたくさん使っていただきたいという思いから、お客様の使いやすさを第一に考えています。契約期間中、1日25点までご利用いただける定額制プラン『Imasia』も用意しています」。

 

海外進出にあたっては、中国や台湾などほかの国も候補に挙がったが、英語圏であることや東南アジアでネット環境が抜群に整備されていること、各国の広告代理店が拠点を置き、広告マーケットが大きいことなどから、シンガポールが選ばれた。マレーシア、タイなど近隣諸国への進出も視野に入れ、2020年にはアジアNo.1のマイクロストックフォトサイトとなる目標を掲げている。