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システム開発から運営管理業務まで信頼のITサービスをグローバルに展開

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企業におけるシステムの開発や運営管理業務の株式会社インフォメーション・ディベロプメント(INFORMATION DEVELOPMENT CO., LTD /本社・東京都千代田区)が2012年5月、シンガポールに進出した。

 

同社はグローバル展開を積極的に進めており、2004年に中国・武漢に現地法人を設立、2012年から米国ボストンと英国ロンドンにも事業拠点を置く。今年6月には、日系企業の進出先として注目されているミャンマーのヤンゴンにも事務所を設置した。

この海外ネットワークを通じて、最近 めざましい日系企業の海外進出を支援する。手がける業務は現地の事情に応じたIT環境の構築や通信インフラの選定、どこからでもアクセス可能なクラウド型テレビ会議システムの導入、ウイルス対策、サーバの運用・保守にいたるまで、ITサービス全 域にわたる。

 

日本で金融機関の基幹業務システムに40年以上の実績

インフォメーション・ディベロプメント(ID)は日本で40年以上の歴史があり、特に銀行のATMや為替業務などを支える金融機関の基幹業務システムに実績を持っている。

 

IDシンガポールのシニアマネージャー、石山寛子さんは「金融機関のシステムでは、特にセキュリティ面が万全であることが必須です。また、日本のお客 様から当社のようなITサービス会社に求められるレベルは非常に高い。ですから、海外の日系企業のお客様に、日本と同レベルのサービスをお届けするのが、当社の使命だと思っています」と話す。

 

システムの開発からセキュリティにいたるまで一括して請け負う同社のワンストップ・ソリューションが、顧客にとっては便利で心強い。さらに、特定のメーカーに依存しない“独立系”ならではの強みも持つ。

 

「当社が開発したシステムに限らず、どのメーカーのシステムにも対応し、サービスを提供することができます」。

 

現在、IDシンガポールではすでにローカルスタッフをエンジニアとして採用し、顧客先に常駐してサービスを行っている。

 

「日系の金融機関のお客様の中にはIT業務担当のスタッフを採用しても、なかなかきめ細かい仕事ができないといった悩みを持っていらっしゃる会社もあるようです。幸い当社のスタッフは日本の企業文化にも理解があり、お客様に好評をいただいています」。

 

設立してからまだ日が浅いIDシンガポールだが、今後の目標として、石山さんはシンガポールでも日本と同じサービスを届けたいと語る。

 

「日本のIDのように“ITサービスの上流から下流まで”請け負うことができるようにしたい。また、個人としても自力でお客様との関係を構築し、ビジネスにつなげていきたいと思います」。