シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOPタブレットかノートPC、どちらを買うべきか迷っている。どちらが良...

企業IT・システム相談

2013年7月15日

Q.タブレットかノートPC、どちらを買うべきか迷っている。どちらが良いか?

タブレットとノートPC /時代はハイブリッド(コンバーチブル)へ

シンガポールでは、ここ数ヵ月の間に電車やバスの中でタブレットを使っている人が激減した。購入しても、結局あまり出番はないようだ。タブレットを否定している訳ではない。タブレットが有効な業務、場面も少なくは無い。

 

例えば、病室を回る医師が患者のカルテを見る場合、あるいは訪問販売で顧客に商品を説明する場合は、PCよりもタブレットの方が使いやすい。

 

一般的な人が暮らし、働くIT環境の中で、タブレットが占めるポジションはどうなっているのか考えてみよう。

 

  1. 職場で
    キーボード、マウスを繋げればPCと変わらない。 タブレットによっては、画面が小さい、動作が遅い、Word、Excelが使えないといった問題がある。
    文字入力、表計算、CAD(Computer Aided Design)による機械設計、 細かい画像編集、3次元意匠設計等では大画面のデスクトップ、ラップトップPCにタブレットは太刀打ちできない。銀行・証券窓口、客先での商品説明にはタブレットが便利な場面も多い。
  2. 通勤・通学時
    ニュースを読む、地図を見る、ビデオを見る、ゲームをする――ほとんどの場合、スマホで十分だ。電子ブックを読む場合は、カラーのグラビア雑誌を見る以外は、軽くて目の疲れない電子インクを使った専用リーダーの方が優位だ。ファブレットと呼ばれる5~6インチ画面のスマホも増えている。
  3. 家庭
    大半のテレビがインターネット機能を持ち、YouTubeの動画もテレビ画面で見ることができる。テレビにインターネット機能が無い場合は、メディアプレーヤ等を繋げば良い。新聞、雑誌、書籍については紙媒体を好む人がまだまだ多い。キッチンでレシピを見ながら料理をする場合はタブレットが便利だ。防塵、防水型のタブレットが望ましい。子供の学習教材、玩具としてはタブレットが強い。使用しているときの子供の姿勢が悪くなる点は要注意。

 

ほとんどのビジネスマンにとって、常時タブレットで仕事をするのは非効率的だ。それでも時に、タブレットがあれば、という場面もある。私も機器の保守作業中等、ノートPCを置く場所が無く、手持ちのPCがタブレットだったらと思うことがある。

 

ハイブリッド(コンバーチブル)PCの台頭

タブレットとしても、ノート型PCとしても使えるPC。最近、このタイプのPCの種類が急増している。タブレットとしても使えるように変身するもの、キーボードとモニター部(タブレット部)を分離できるものがある。

 

PCとタブレット間でデータの移し替えも不要。ペン入力がサポートされている機種が多く、手書き入力も可。PCとタブレットの両方を持ち歩くよりも軽い。バッテリーでの駆動時間も長い。

 

タブレットとして使うことが多いなら分離型、PCとして使うのがメインであれば変形型が良い。頻繁に切り替えが必要な場合は、変形型でもSony Duoのようなスライド式が良いだろう。ノートPCは、今後ハイブリッド型が主流となっていくだろう。

 

基本的に人間は、機能が集約されたデバイスを好む。時計が携帯電話に組み込まれ、腕時計を持つ人が減ったように。しかし、物理的にキーボードそのものは、まだ、しばらく手放せない。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.238(2013年07月15日発行)」に掲載されたものです。
取材協力=Huminte Pte Ltd 川田 康廣
本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOPタブレットかノートPC、どちらを買うべきか迷っている。どちらが良...