シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOPサーバー導入を検討している。どんな点を考慮すべきか?

企業IT・システム相談

2010年9月6日

Q.サーバー導入を検討している。どんな点を考慮すべきか?

生産性アップのためのサーバー導入のポイント

サーバーにもいろいろな種類、構成がある。何の目的で使用するか明確にする必要がある。構成は予算に応じて決めればよい。予算は導入費用の他、保守費、サーバー管理者の費用まで含めて考慮する必要がある。用途、サーバーの構成、概算導入費用を表にまとめてみた。導入費用はサプライヤ、構成、使用するハードディスクのタイプにより大きく異なる。導入費用に年間保守費等は含まれない。

 

構成NAS ( Network Attached Storage)
用途バックアップ、ファイル共有
説明ネットワークに直接接続できるハードディスク装置。ハードディスク4台でRAID 6(同時に2台故障してもデータは消えない)を構成するのがお勧め。予算が限られる場合は、ディスク2台を二重化(RAID 1、同じデータを2台のディスクに書込む)でも良いだろう。簡単に操作できるので専任のスタッフは不要。故障の際はサプライヤへ自動で連絡する機種もある。
導入費用S$600(RAID 1、500GB x 2) ~S$1200(RAID 6、1TB x 4)程度
構成使用していないPCの利用(Windows Professional or Linux)
用途バックアップ、ファイル共有、データベースアプリケーション利用
説明Windows XPが動くそれほど古くないPCであれば、5ユーザ程度までならサーバーとしても利用できる。RAIDが使えるようであればディスクを増設してRAID 1構成にすると良い。SQL Server Express版等本格的なデータベースアプリケーションも動かせる。
導入費用500GB x 2 増設でS$200程度から(セットアップ費は含まない)

 

上の表で見られるように、バックアップやファイル共有を目的とするならあまり予算を掛けずにサーバー的なものを導入できる。本格的なサーバーの構成は多岐に渡る。一例を以下にまとめた。サーバーを導入する本来の目的は、業務の生産性を向上させることである。サーバー自体よりも、サーバー上で実行する業務アプリケーションの方が重要だ。高価なサーバーを導入している会社でも有効に活用している会社は少ない。サーバーの導入後も、より有効に活用できるようにサポートしてくれるサプライヤを選ぶことも重要だ。

 

構成Windows Server
用途バックアップ、ファイル共有、データベースアプリケーション、ターミナルサーバー
説明本格的なPCサーバー、Windows Serverを管理できる要員がいることが望ましい。ハードディスクの構成はRAID 6を推奨。ターミナルサーバーとして使用する場合は、予備のサーバーも用意した方が良い。サーバーが停止するとすべての業務が止まる危険性がある。
導入費用S$6,000程度から
構成Windows Small Business Server
用途全般
説明Windows Server、Exchange Server等がパッケージ化され、価格が抑えられている。お勧めはPremium版だ。これにはデータベースSQL Server Standard Editionも付いてくる。さらにWindows Server Standard Editionをもう一台のサーバーにインストールすることができる。
導入費用Premium Edition:S$20,000(Server 2台構成)程度から

 

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.174(2010年09月06日発行)」に掲載されたものです。
取材協力=Huminte Pte Ltd 川田 康廣
本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

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