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企業IT・システム相談

2004年12月20日

Q.中小規模の会社なのですが、来年以降にIT分野への投資を考えています。日本を含め、中小企業のシステム導入の状況や動向を教えてください。

中小企業のシステム導入

あるリサーチ会社による中堅・中小企業のシステム導入状況の調査結果(年商5億円以上、500億円未満の民間企業:回答約500社)を見ますと、2002年から2003年にかけて、21.3%の企業が財務会計システムを導入しています。メールやスケジュールなどを管理するグループウェアは19.4%、販売管理システムは18.3%、ファイル/プリンタサーバーは12.4%。逆に、Web上でショッピングやその決済、商品梱包・配送・入金管理などを実現するEコマースは2.6%、営業担当者が使うシステムSFA (Sales Force Automation)は1.6%と導入率が低い結果となっています。また、各システムともセキュリティ機能を強化し、ウィルスや顧客情報の流出を防ぐようなシステム対応も多くの企業が実施しています。

 

では、財務会計や販売管理などの機能を持ったERPパッケージ(統合業務パッケージ)の実績及び今後の予測を見てみますと、2003年度の日本国内ERP市場は、前年比13%増の837億円。2004年度は前年比15%増となる見込みで、2桁成長を続け、特に中堅・中小企業向けの導入が大きな伸びを示しています。この理由としては、中堅・中小企業も「景気回復の傾向、システムのリプレイス市場の活発化など」により、IT投資としてERPパッケージを検討し、導入している傾向が見られます。

 

日本国外でもその傾向は見られ、特に財務会計システムにおいては、日本本社の連結早期化対策として、本社システムを現地法人会社へ導入する、また現地法人会社へ会計システムの導入やリプレイスなどが多くなってきております。

 

いずれにしてもIT投資は企業にとって、大きな投資となります。よってその投資効果を出すためにもシステム導入に失敗のないよう十分な検討が必要となります。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.025(2004年12月20日発行)」に掲載されたものです。
取材協力=ASIAN PARTNERS
本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

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