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企業IT・システム相談

2004年11月22日

Q.知人が私の名前でウィルスメールが送られてきたと言います。自分のパソコンは問題なく使えています。感染したように見えていなくても感染している場合があるのか、それとも何か別の問題なのでしょうか?

パソコンのウィルス感染

ウィルスといえば「おかしな画面が表示される」「ファイルがなくなる」といった目に見える”症状”があるものでした。

 

しかしながら、最近のウィルスはそのような”症状”のあるものは少なく、ウィルス対策ソフトがない限り、感染したとは気づきにくいものです。感染してしまうと、メールを大量に送信してしまうなど、他のパソコンにも感染を広げようとするため、ウィルスに感染したことに気付くのが遅ければ遅いほど、取引先や知人に迷惑をかけ続けてしまいます。

 

まずは、感染経路についてですが、4つに分類されます。

 

  1. メールからの感染
    ウィルス感染で一番多いパターンです。メールに添付されてきたファイルを開くことで感染します。
  2. ネットワークからの感染
    ここ1年ぐらいで感染が急に増えています。ユーザーが何も操作をしていなくても、ネットワークに接続するだけで感染してしまうタイプです。
  3. ウェブページからの感染
  4. ディスクなどからの感染

 

ほとんどのケースはメール感染とネットワーク感染です。メールウィルスは知り合いや過去に見たことのあるウェブサイトのアドレスが送信者欄にあり、添付ファイルがついています。知り合いからのメールだと思って、添付ファイルも開いてしまうことが多いかと思います。実際、最近のウィルスは添付ファイルを開けても、何も起きません。しかし、目に見えないだけで、何も起きていないはずはなく、例えば”マイドゥームS”のようなウィルスは、アウトルック・エクスプレスの「アドレス帳」「受信トレイ」「送信トレイ」にあるメールアドレス、またインターネット・エクスプローラが一時保管している「キャッシュファイル」などにあるメールアドレスを収集し始めます。その後、そのメールアドレスに対してウィルスファイルを送り続けます。送信するメールの「差出人」欄にも収集したメールアドレスが利用されてしまいます。つまり、ウィルスに感染したパソコンの持ち主のメールアドレスを使わず、関係のない第三者が送信したように見せかけます。

 

さらに、ウィルスメールはパソコンにあるメールソフトを使って送信されません。ウィルス本体がメール送信機能を持っており、メールソフトの「送信トレイ」にウィルスを送信した痕跡を残すことはありません。

 

このように、自分のPCはウィルスに感染していなくても、あらぬ疑いをかけられることもあるわけです。普段から感染の有無に関わらず「ウィルス対策ソフトの導入」「ウィンドウズ・アップデートの実行」「ファイヤーウォールの設定や、ルーターの設置」の3つを確実に実行することをおすすめします。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.021(2004年11月22日発行)」に掲載されたものです。
取材協力=ASIAN PARTNERS
本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

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