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健康相談

2006年1月23日

32歳の女性です。高校生ぐらいから慢性の片頭痛に悩まされています。市販の痛み止めを飲んでいますが、最近は効きが悪くなったように思われます。このまま薬を飲み続けるのも不安です。何か特別な治療法はないでしょうか?

片頭痛

頭痛には「急性頭痛」「慢性頭痛」「その他の頭痛」があります。この中で「慢性頭痛」は周期的に繰り返し起こる頭痛で、日常生活に支障をきたすこともありますが、通常、命に支障がないものです。ご質問の「片頭痛」以外に「緊張型頭痛」「群発頭痛」がこれに属します。この3つはそれぞれ異なるため、頭痛をコントロールする為には、まず自分の頭痛の種類を知っておく必要があります。今回は片頭痛についてお話ししましょう。

 

「片頭痛」患者は日本に3000万人程度居ると推測される慢性頭痛の患者のうち、およそ30%と云われています。その80%は20~50歳代の女性です。症状は文字通り「頭の片側が痛む」ことが多く、脈を打つよう(拍動)にズキンズキンと痛むことが特徴です。だいたい月に1~2回、数時間から2~3日で治ります。吐き気、下痢を伴うことがあるのもこの頭痛の特徴です、また、発作が起こる直前に「閃輝暗点」と呼ばれる視覚障害が現れることもあります。

 

「片頭痛」は遺伝するといわれ、こうした体質の人に「仕事などのストレスから開放されたとき」「女性ホルモン(エストロゲン)のバランスが変化したとき(月経、妊娠、出産等)」「チョコレートやワイン、チーズなどの特定の食品を食べたとき」「空腹時」等の環境的な誘引が加わると、片頭痛が起こりやすくなることが知られています。

 

「片頭痛」が起こるメカニズムは脳の神経に情報を伝える「セロトニン」という物質が関与しています。ここ数年、片頭痛の特効薬として効果を挙げている「トリプタン系薬剤」は一般の痛み止めとは違い、このメカニズムに作用して痛みを治します。(発生機序の違う他の頭痛には当然、効果はありません)薬以外で片頭痛を軽減する方法としては、睡眠が効果的だとする説もありますが、基本的にはストレスを除去して、なるべく体に刺激を与えないことが大切だといえます。

 

今回は「片頭痛」について話しましたが、「慢性頭痛」でお悩みの方は、一度専門医を受診して、ご自分の頭痛がどのようなものであるか把握し、原因となる生活環境を分析し、薬物療法を含めた治療についての相談をされることをお勧めします。一度きりの人生です。一日でも多く、笑顔でいられる日を増やしたいものです!

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.067(2006年01月23日発行)」に掲載されたものです。

本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

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