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健康相談

2005年4月11日

Q.咳が治まらず、寝入りばなどは発作のように続くため、カゼだと思って受診したら、“マイコプラズマ感染の疑い”といわれました。どんな病気ですか?

マイコプラズマ感染

マイコプラズマとは

肺炎を起こす原因になる「マイコプラズマ・ニューモニア」は細菌とウィルスの中間に属する病原体です。マイコプラズマ感染者の気道の分泌物が咳によって飛沫となり、これを吸い込むことによって人から人へと感染します。家庭、職場、学校などの施設内で多く感染します。潜伏期間は2~3週間と言われており、病状は通常穏やかで自然に回復する事もありますが、たまに重篤な肺炎に至ることもあります。

 

症状

激しく乾いた咳、発熱、全身倦怠感が主な症状で、初期はカゼの症状とよく似ていますが、その症状が比較的長く続きます。この頃、聴診器で胸の音を聞いても悪い音がしません。普通のカゼ薬に反応しにくく、ある種の薬剤を使用しないと症状が治まらないという事があります。多くは痰を伴わない「コンコン」という乾いた感じの咳が長期間続きます。

 

診断方法

血液検査と胸部レントゲン撮影が一般的な診断方法ですが、血液検査の場合、感染初期には抗体が上昇しないので、早い時期に診断をつけるのが難しく何度か採血して血清抗体値を調べます。

 

治療

マイコプラズマ感染、マイコプラズマ肺炎と診断されたら、多くの場合は外来治療が可能で、内服の抗生剤だけで治ることがあります。しかし、年齢や症状の程度によって点滴投与を必要とします。またまれに高熱で脱水状態がひどくなっている時や、咳が激しく食事や睡眠を妨げられる場合は入院治療となります。その他に、マイコプラズマ以外の細菌などの二重感染や、髄膜炎や溶血性貧血、抹消神経障害などの合併症を起こしている可能性がある場合も入院治療が必要となる事があります。

 

予防

ワクチン(予防接種)は今のところ、ありません。カゼの予防と同じように普段からうがい手洗いを行いましょう。咳が出ているときは、マスクをするなど周りへの配慮も大切です。また、家族で感染者がいる場合は、同じタオルを使わない、同室で寝るのは控える等、身近に感染を広げないようにしましょう。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.039(2005年04月11日発行)」に掲載されたものです。

本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

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