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健康相談

2004年9月13日

Q.シンガポールで風邪をひいた時、日本の風邪薬は効果がなく、また一度ひくと長引くとよく耳にしますが、なにか日本の風邪と違うのでしょうか。

シンガポールの風邪

まず風邪をひくという事は何なのか?難しくなりますが考えてみましょう。あれっ風邪ひいたかな?と感じる時、人はよく鼻の奥がツンとするとか、喉が痛いとか、鼻汁がだらだら出る、とか咳が止まらないとか、熱が出るとかの症状を訴えます。

 

順を追ってこの症状の原因は何かを考えてみます。“鼻の奥のツン”は鼻粘膜が乾燥しているから。“喉が痛い”は喉の粘膜が乾燥して炎症を起しているから。“鼻汁がだらだら出る”は、鼻炎を起しているから。“咳が止まらない”は、気管支の粘膜がイライラしているから。と、こう答えが出たところで、賢明な読者はハテそれでは、風邪は粘膜から?とのアイデアに到達されますよネ。そうです、その通り。“病は気から風邪は粘膜から”なのです。“スペイン風邪が流行った”との記述をがあったとしても、これはスペインに行くとかかるスペイン特有の風邪と云う意味では全くなく、当時スペインで流行し始めた疾患という言い方が正しいのです。だから“日本の風邪”というブランドはありません(今は風邪の話でインフルエンザを話題にはしていません)。したがって、先に述べた風邪の初期症状に“日本の風邪薬”が効果なしとは思えません。ただ“シンガポールで風邪にかかると長引く”には確固とした理由があります。それはエアコンの影響です。エアコンの快適さは温度もさることながら、低湿度になるところが大です。初夏の頃週刊誌に載るその夏用エアコン広告に、必ず高原の風景が掲載されるのはご存知でしょう?エアコンを入れるからには、風さらさら・涼風でなければいけないのです。それで、さらさら風とは乾いた空気。乾いた空気が鼻に入れば鼻粘膜を乾燥させ、喉に入れば喉粘膜を乾燥させ、気管支に入れば気管支から水を引くから、気管支がイライラし、気管支炎まで行かないまでも、なかなか咳が止まらない状態になるのです。

 

最も風邪を引きやすい場合をシミュレーションするならこうなります。単身赴任のお父さん。日曜日は朝からゴルフ場へ。夕方帰って来て、程よくエアコンが効いたコンドミニアムの居間のカウチに寝っ転がったら、つい気持ちよくなり、シャワーを浴びた後の気だるさも手伝って、ウトウトと昼寝2時間。外の暗さに気がついて、起きてみれば何やら喉が痛くなってて、鼻の奥がツンツンする……って訳です。お気を付け下さいネ。予防法として(風邪薬以外で)最も効果的なのは、毎朝自宅で絞ったオレンジジュースを必ず1杯飲むこと、でしょうか!

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.011(2004年09月13日発行)」に掲載されたものです。

本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

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