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Singapore Business Federationから入会の案内を受け取りました。これは、どのような団体でしょうか。また、会員になる必要があるのでしょうか。

ingapore Business Federation(SBF、シンガポール事業連盟)は、日本でいう商工会議所のような経済団体で、元々存在したSingapore Federation of Chambers of Commerce and Industryを前身として、2002年にSingapore Business Federation Act(SBF法)に基づき設立されました。その目的は、主としてシンガポールにおける経済界の組織化を促進し、また、国内外における投資、貿易、労働問題といった経済関連の問題についてシンガポールの商工業者の声を代表して活動することにあります。現在、SBFには18,000社以上の会社が会員として登録されています。

 

会員には、法定会員、組織会員、補助会員の3種類があります。

 

  1. 法定会員
    シンガポールで設立された会社および外国会社のシンガポール支店のうち払込済資本金が50万Sドル以上の会社は、SBF法により法定会員として加入することが義務づけられています。法定会員の年会費は、払込済資本金の金額に応じて300~800Sドルの範囲で定められています。会計法人監督庁(ACRA)に登記される払込済資本金の金額が50万Sドル以上になると、法定会員としてSBFから自動的に入会案内が送られてきます。入会案内を受け取った会社は、年会費を支払って入会せざるを得ません。
  2. 組織会員
    シンガポールにある経済団体は、組織会員として加入することができます。現在、会員にはシンガポール日本商工会議所(JCCI)を含む国内外の商工会議所やシンガポール銀行業協会、シンガポールホテル協会、中小企業協会などが含まれています。組織会員の年会費は、一律2,000Sドルとされています。
  3. 準会員
    上記の法定会員に該当しない会社および支店、または経済団体以外の団体、その他の国内外の会社または団体は、準会員として任意に加入することができます。準会員は、年会費に加えて入会金を支払わなければなりません。

 

法定会員のうち、1月1日から12月31日までの1年間を通して従業員を一切雇用していない会社は、翌年の年会費の免除を申請することができます。申請する場合には、所定の申請書に取締役が1月1日から12月31日まで従業員がいないことを宣誓して署名の上、以下のいずれかの文書と合わせて前年の11月30日までにSBFに提出しなければなりません。

 

SBFは、会員向けに以下のような様々なサービスを提供しています。