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業界動向

2015年5月22日

損害保険協会が自動車事故の報告様式を統一

11月5日、シンガポール損害保険協会(GIA)が新制度「シンガポール事故報告書」(SAS)の導入を発表し、12日から実施されている。 SASは、当地における保険業界で事故報告様式を統一することを目的に作成されたもので、自動車事故の際にお互いの運転者が事故の状況にしたがってSASに記入、署名を交わすことが必要となる。(自損事故など相手のいない事故の場合でも、SASの記入は必要。) SASは11月4日以降、自動車保険契約者全員に、契約保険会社より順次郵送されている。 SASの要点は以下の通り。

 

ポイント1|SASとボールペンを車内に常備

契約保険会社からSASが郵送されてきたら、万が一のことを考え、車にボールペンと一緒に常備しておく。

 

ポイント2|責任の所在を確認することが目的ではない

SASは双方運転者の同意によって事故の詳細状況を確認することにより、迅速な保険金の支払いを目的としている。どちらの運転者に事故の責任があるかを確認したり、認めるためのものではない。

 

ポイント3|ケガ人がいたら995番

ケガ人がいる場合にはまず、995番(救急車)に連絡すること。 (999番に連絡して)警察官が到着した場合は、事故の状況を説明し、その後SASに記入を始める。

 

ポイント4|安全の確保が最優先

SASは事故の現場で記入することが原則となっている。ただ、その場に停車していることが危険な場合や、著しく交通の妨げになる場合には、まず安全な場所まで移動する。

 

ポイント5|「事故報告書」(パート1)から記入

SASの(表)面になっている「事故報告書」(パート1)は、事故後すぐに双方の運転者が実際の状況にしたがって記入する。書類は複写になっており、二通同様のものが作成される。

 

ポイント6|A車、B車と責任の重さは無関係

話し合って、どちらがA車、B車となるかを決めるが、これは事故責任の重い、軽いとは全く関係ない。

 

ポイント7|SASの(表)面に双方が署名

記入した内容に誤りがない事を確認の上、署名欄に署名の上、相手方運転者の署名も取り付ける。双方の運転者が署名した後、一通ずつ保管する。

 

ポイント8|SASの(裏)面への記入は後でもよい

SAS(裏)面の「個別報告書」(パート2)には相手方の署名は不要で、後で記入してもかまわない。事故後二十四時間以内に、IDACまたは契約保険会社(または保険会社の提携先修理工場)へ提出する。

 

Q&A

相手方運転者と意見の相違がある場合は?

SAS(表)面の「Section 14」に「相手方の記述のどの点、何に同意できない」(I do not agree…)旨を記載して署名する。

 

署名後に内容を変更できるか?

署名後に内容を変更すると無効となる。また、虚偽の申告は違法であり、警察に通報されることもあるので注意が必要。

 

相手方の運転者の「事故報告書」(パート1)が別の言語で記載されていたら?

SASには英語版、中国語版、マレーシア語版の三種類があるが、言語が異なる場合でも、質問の順序は同じ。フォームを見ながら同じ番号の質問に答えていけばいい。二つの異なる言語で一枚の用紙に記入されても有効。

 

他の車両が関与していない場合は?(例えば自損事故の場合)

SASを使用できる。片方(A車もしくはB車)の部分だけ記入し、IDACまたは契約している保険会社(または提携先修理工場)へ提出する。 この情報はあくまでも一般的なものであり、各保険会社によって実際の細かい対応は異なる場合がある。事故の場合には、契約している保険会社の指示に従うことが重要だ。

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