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世界10万人以上のエンジニアと技術情報の独自データ  グローバルでの競争力強化をサポート

国境を超え活躍できる優秀な外国人エンジニアの人材採用において、日本でトップクラスの実績を持つジョブテシオ株式会社が7月、シンガポールに現地法人JobTessio Singapore Pte. Ltd.を設立し、同社執行役員/アジア・オセアニア統括責任者の大工原 靖宜(だいくはら やすよし)さんが、Managing Directorに就任した。エンジニア採用のサポート業務を手がけると同時に、新規事業の開発を進めている。

 

「弊社には通算で10万人以上の世界各国のエンジニアのデータ、さらに8年掛けて育んだ25の国と地域、126の大学とのネットワークがあります。それら自社データベースや外部データを専門的に解析することで、人材が持つ技能を世界共通で評価したり、企業様の採用ニーズとマッチングさせることができます」。

 

「そのような一歩踏み込んだ人材ビジネスに加え、人材の元になっている技術情報そのもの(知的財産、特許など)や、商品・サービス情報も同様に解析・データベース化していくことで、メーカー様やIT企業様、人材関連企業様に有用な情報を提供したいと考えています」。

 

「例えば、電動バイクを作る技術者に、実は洗濯機の技術者が非常に良くはまったりします。これは両者に似通った技術が使われているからなのですが、そのようなことは業界の専門家しか知りません。こういった一部の有識者にたまっている知識・経験を機械学習やAIなども活用しながらシステム化しています」。

 

「特に製造業においては、属人的であったり、各国で事情が異なったりと、IT業界に比べてブラックボックスが多く存在します。もともとエンジニアの領域は人材も技術も非常に高度に専門化され、また細分化されています。そうした専門かつ細分化された個々の情報をコツコツと適切にアセスメントし、独自にデータ化することで、高い精度でのマッチングを実現しています。こうして作り上げたデータとソリューションを用いて、人材採用ならびにビジネスそのもののドライブをサポートしていきたいと考えています」。

 

人と技術のボーダーレスな流通と日系企業の競争力強化をめざす

 

ジョブテシオが目指すのは、世界におけるエンジニアと技術の流通と、各社のグローバルでの競争力強化だという。

 

「世界中で、より良い人材/より良い技術をボーダーレスに求める動きが加速しています。『日本企業のために』という想いがある一方、グローバルな土俵で戦う日系企業様をサポートするためには、我々自身も世界の中で競争力のあるサービスを提供しなければいけないと思っています。世界で使っていただけるサービスを作る。そうすれば、おのずと日系企業様にもお役に立てるのではないかと考えています。」

 

ジョブテシオにとってシンガポールは中国の大連、インドのデリーに次ぐ3ヵ所目の海外拠点となる。大工原さん自身、過去に2年ほどシンガポールでビジネスをしてきた経験があり、各国企業のグローバル展開や、ローカル企業からの突き上げを強く感じたそう。シンガポールは世界のスタンダードや競争力を肌で感じることができる環境と言えるだろう。

 

会社プロフィール

ジョブテシオ株式会社(本社・東京都新宿区)は2008年に創業し、外国人および海外在住日本人に特化したグローバル採用ソリューションやエンジニア(製造・IT系)の採用ソリューションなどを手がけている。「世界をワクワクさせる」ことがモットー。社名の「テシオ」は「手塩にかける」に由来。

JobTessio Singapore Pte. Ltd.

350 Orchard Road, #21-07 Shaw House Singapore 238868

www.jobtessio.co.jp

(+65) 9422 3452 大工原靖宜(だいくはら やすよし)

 yasuyoshi.daikuhara@jobtessio.co.jp