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なぜ人はやるべきことを先送りするのか?

あなたの周りにやるべきことを先送りしたり、やるのが遅かったりしてイライラしたことがありませんか?それはなぜか?結論から言いましょう!
それは「暇だから」なのです。

 
暇というと言葉としては強烈ですが、要するに忙しくない、もしくは忙しいふりをしている、もしくは忙しいと勘違いをしている、大体こんなところでしょう。
本当に忙しい人は仕事を先送りしたりなどはしません。なぜか分かりますか?
これが分かる方は本当の忙しさを知っている人です。

 
本当に忙しい人は、やるべきことを先送りしても毎日怒涛のように仕事が降り注いでくるため、先送りしたら更に仕事を溜めることになり忙しさが増すだけなので、できるだけ早く一つ一つ片付けたいと考えるからです。
先日ある雑誌に某上場企業の社長の記事が掲載されていましたが、自動ドアが開くのを待っている時間がもったいないので、秘書が数メートル先を歩きドアを開けて待っているそうです。

 
ドアの開く時間にしてみたら数秒ですが、年間にしてみたら数時間は無駄にしていることになるというのが彼の考えです。ちょっと極端で賛否両論あるかもしれませんが、本当に忙しい人はそこまでやるということです。

 
忙しいからこそ、仕事を溜めることになる先送りはしない。これが結論です。
仕事を先送りする人は、いずれやる時間がある余裕のある人か、もしくは「やらない」という選択をする無責任な人かどちらかですね。もし、このコラムの読者の方の中に仕事を先送りする癖のある方がいらしたら耳の痛い話だったかもしれませんが、少なくとも私の周りの仕事のできる人に仕事を先送りする癖のある人はいません。

 
もちろん生身の人間ですから完璧とは言いません。しかし、少なくともそういった癖は持ち合わせていないので、恐ろしいくらいにみんな仕事が早いです。

 
私が仕事のできる人に共通して持つ印象があります。それは、強烈に忙しい人なのに「えっ、こんなのいつやったの?」と驚くくらいに仕事が早いことです。
仕事を先送りしない『できる人』の典型的な印象かもしれません。