シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第5回:経理・人事・法務事務のアウトソーシング(前編)

シンガポール事業手引書

2012年11月19日

第5回:経理・人事・法務事務のアウトソーシング(前編)

前回は法人税申告をご紹介しましたが、今回はいわゆるバックオフィス業務のアウトソーシングについてご紹介します。

 

 

事業開始後必ず発生する経理・給与計算等のバックオフィス業務ですが、「従業員を雇用して自社で実施する」のか「外部の専門業者にアウトソースする」のか、どちらを選ぶかによってその後の会社運営方法は大きく変わります。

 

 

日本では、各種事情により自社実施を好む傾向にあり、アウトソースを検討する場合であっても、とかくコスト削減のみに執着しがちです。しかしながら欧米諸国ではすでに多くの企業が、コスト削減だけではない多くのメリットに着眼しアウトソースを導入して経営の効率化を達成しています。

 

 

連載第5回と第6回では、特にシンガポール特有の事情も踏まえてバックオフィス業務をアウトソースすることによるメリットをご紹介します。

 

 

社外へ情報を隔離することが可能

高額な住居手当等、多くの日本人駐在員の待遇は現地社員に比べ非常に手厚いものですが、これが現地社員の不満の原因になることも少なくありません。給与計算業務を外部へ委託することにより、このような情報を社外へ隔離することが可能です。

 

 

本業に時間を割く

特に少数精鋭で事業を開始した場合、予算も限られるため外部業者を使わず、全ての事務作業を少数の従業員が抱え込んでしまうことがあります。このような事務作業負担により時間が削られ本来時間を割くべき営業等が疎かになることがありますが、これでは本末転倒です。また、特にシンガポールにおいては社外での交流の場からビジネスにつながることも多く、時間的制約によりそれらの機会を逸することも大きな機会損失といえます。事務作業の一部だけでもアウトソースすることで、時間など限られた経営資源を有効活用して事業を展開することができます。

 

 

専門家のノウハウを享受できる

専門家へ業務をアウトソースすることで、改正法規制等にも対応した業界標準の処理を確実にし、専門家によってはクライアントからの経営相談へのアドバイス等、いわば社外のアドバイザーとして機能することもあります。

tmf提供=TMFグループ

TMFグループは世界に100以上の拠点を持つ会計・人事・法務事務代行のプロフェッショナルグループです。

シンガポール担当 萱場 玄(かやば げん)公認会計士/税理士

電話 +65-6808-1637 e-mail gen.kayaba@tmf-group.com

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.224(2012年11月19日発行)」に掲載されたものです。

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