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健康相談

2015年8月3日

Q.頭痛がひどく、MRIやレントゲンを撮ってもらいましたが、特に異常はないと言われました。それでもなぜ頭痛が起きるのか、考えらえる原因はありますか?

後頭神経痛について

質問者のような方、または片頭痛や緊張性頭痛と診断された後も長年頭痛薬が手放せないといった方は、後頭神経痛の可能性が考えられます。

 

後頭神経痛とは、後頭部や耳の後ろが痛い等、後頭部を走る神経によって痛みが発生する神経痛の一種です。最近増加傾向にあり、片頭痛や緊張性頭痛に次ぐ第三の頭痛とも言われています。
後頭神経とは、後頭部から頭頂部に分布する大後頭神経、側頭部に分布する小後頭神経、耳の後ろ付近の皮膚に分布する大耳介神経の主に3本の神経を総称します。

 

原因
後頭神経痛は、肉体的や精神的なストレスが原因と言われていますが、猫背など姿勢に問題のある人や、緊張性頭痛あるいは片頭痛と診断された人も後頭神経痛になりやすいと言われます。
最近多いとされる原因は、同じ姿勢をとり続けることで首の動きが極端に悪くなり、後頭部の神経の左右どちらかが圧迫されることで生じる痛みです。大後頭神経、小後頭神経、大耳介神経の3つの神経は、いずれも頭を支える頚部の筋肉の間から皮膚の表面近くに出ているため、筋肉による圧迫を受けやすいです。
猫背などの姿勢や頚椎の変形、長時間パソコンに向かって同じ姿勢をとり続けることによるストレスなどが神経痛のきっかけとなります。また、パソコンと同様にスマートフォンを長く使い続けている場合や、肩こりが強い方もこの痛みを起こしやすいです。

 

痛みの特徴
左右どちらかの頭の付け根(後頭骨から第二頚椎辺り)から耳の後ろを通るようにして、側頭部へ走るビリビリッとした痛みを感じます。その痛みは一瞬で、突っ走るように感じると思ったらすぐに無くなります。しばらくするとまた痛み を繰り返すこともあるので注意が必要です。耳鳴りや、急に頭を動かした時にめまいを伴うこともあります。

 

特徴
1. 姿勢の悪さが影響する。
2. 後頭神経(大後頭、小後頭、耳介神経)の支配領域に一致した痛み。
3. ビリッとする電撃痛。
4. 持続時間は、一瞬のことが多く、長くても数秒。
5. 痛みのない間欠期が存在する。間欠期にしびれ感・違和感などが残ることもある。
6. 多くの場合、後頭や上部頚椎の圧痛点が存在する。
7. 首や肩こりを伴うことが多い。
8. 耳鳴りやめまいも伴うことがある。
9. 首の骨(頸椎)の変形も原因になり得る。治療法
1. 冷たい湿布や鎮痛薬の使用。
2. カイロプラクティックや理学療法での手技療法(マニュピュレーション治療)。
3. 鍼灸やマッサージ療法。
4. 枕を変える、同じ姿勢を続けない。
5. ストレス(肉体的・精神的)の原因を除去する。
6. 規則正しい生活、バランスの取れた食生活を心がける。
7. 市販頭痛薬の長期服用は避ける。
8. 頭痛の長期化、発作的な頭痛は医療機関を受診する。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.285(2015年08月03日発行)」に掲載されたものです。

本記事は一般的情報の提供のみを目的として作成されており、個別ケースについて、正式な助言なく、本情報のみに依存された場合は責任を負いかねます。

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