シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第1回:なぜ、ジョブズやドラッカーは日本に来て研究したのか?

新時代を創る「帝王學」の教え

2014年4月21日

第1回:なぜ、ジョブズやドラッカーは日本に来て研究したのか?

ご挨拶

わたしは、1991年に環境ジャーナリストとしてデビューし、1992年には国連主催の地球環境サミット(於:リオデジャネイロ)に日本代表として参加し、それ以降環境をテーマにしたジャーナリスト活動に加えて、環境をベースにしたシンクタンクとコンサルティングファームの経営にあたってきました。
今でこそ、環境をテーマにした商品開発や政策は当たり前になりましたが、25年ほど前はマイナーかつビジネス界では無視されていました。私は、環境意識の普及を真剣に行っていくプロセスで、マーケティングやブランディングなどもマスターするために、米国ノースウエスタン大学院やハーバード大学院などで学び、またソーシャルメディアなどにも学びながらアメリカ式の方法をビジネスに取り入れてきました。この一つがフェイスブックの利用であり、現在世界に47万人のファンがいるのも、いち早く時代の流れを読んだからだと思います。(参考:中野博フェイスブックページ
2008年よりドラッカー学会(ドラッカーの思想や経営哲学を普及するためにできた)の推進委員としてもお手伝いをさせていただき、若手経営者を中心にドラッカーの本の普及をさせていただきました。 その時です、あのドラッカーが日本で学んでいた実業家がいた!という事を知ったのは。その実業家の経営哲学も含めた深い學問を教えてくれる師匠がいることを知り、2009年からいわゆる『帝王學』というワンランク上の學問を学び始め、今では東京で170人を超える経営者が学ぶ講座も主催させていただいています。
今回、ご縁をいただきましたアジアエックスさんでの連載は『帝王學の教え』をベースにした内容になりますので、ぜひおつきあいのほど、よろしくお願いします!
この連載では、新時代に必要な考え方を中心に事例を交えてお伝えします。

あなたは『世界で一番歴史がある会社』をご存知でしょうか?

さすがに、ご存知ないと思うので、紹介しますね。創業が578年、今年で1436年目になる『金剛組』(大阪四天王寺)なんです。この会社のストーリーがスゴイんですよ。
金剛組のホームページによると、あの『聖徳太子』の命を受けて、海のかなた百済の国から3人の工匠が日本に招かれたそうです。このうちのひとりが、金剛組初代の金剛重光とのこと。この工匠たちは、日本最初の官寺である四天王寺の建立に携わったそうです。初代の重光は、四天王寺が一応の完成をみた後もこの地に留まり、寺を護りつづけます。その後に法隆寺など数々の寺院を建築してきたのです。
スゴイ会社ですね。創業1436年目の世界最長老の金剛組は、帝国データバンクに出ていますから、興味ある方は確認してくださいね。ちなみに、民間で初めて金剛組が聖徳太子から直に秘伝の教えを授かったそうです。その教えはこのコラムの連載の中でお伝えしますね。
さて、金剛組という社名はかなりゴッツいですよね?そもそも、この金剛というのは密教の「金剛頂経」からとった名前でダイヤモンドと意味です。ダイヤモンドのチームが金剛組ということなので、これは壊れようがないですね(笑)。これほど歴史がある会社は世界史に類例がありません。多くの国家の歴史以上に長いですからね、アメリカ人が聞いたら意味が分からないかもしれませんね。
実は、あのスティーブ・ジョブズはこの金剛組や金剛頂経に興味があり学んだってことをご存知でしたか?ジョブズはインド哲学、中国の孔子や老子、日本などに伝わる密教にとても関心があり、密かに学んでいたことは有名ですよね。現在建設中のアップルキャンパス2もその教えを活かしていることからもわかります。
スティーブ・ジョブズよりもはるか55年以上も前に日本に訪問して、もの凄い勢いで学び吸収して世界的な知の巨人になったドラッカー。なぜ、彼が日本に興味を持ち、訪れたのか?彼はいったい何を学ぼうと時間をかけてきたのか、ご存知ですか?
その答えは、次回に。

スクリーンショット 2015-07-01 19.17.23文=中野 博(なかの・ひろし)

新時代ナビゲーター。30冊(英語、中国語、韓国語含む)の著者&3社の経営者。1991年より『環境』を軸にした時代を創造し、800社以上の企業を指導。2008年より『帝王學』ベースの教育事業にあたり『日本魂』ベースの『信和義塾』を世界に展開中。

 

中野博が実践するWEB紹介

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.255(2014年04月21日発行)」に掲載されたものです。

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