2026年10月21日
シンガポール、ヘイズが再び悪化 4地域で「不健康」水準に
シンガポールでは、インドネシアの森林火災に伴う煙害(ヘイズ)が20日に再び悪化し、全国5地域のうち4地域で24時間大気汚染指数(PSI)が「不健康」(101~200)の水準となった。前日の19日には降雨や風向きの変化によって一時改善していたが、依然として不安定な大気環境が続いている。
20日午後3時時点のPSIは西部138、中央部123、東部105、南部104、北部89となり、北部を除く全地域で「不健康」の水準を記録した。微小粒子状物質PM2.5の1時間値も西部106、中央部83、東部72、南部60マイクログラム/立方メートルと「高め」の水準となった。一方、北部は37で「通常」の水準だった。
19日には全国5地域のうち3地域でPSIが「普通」(51~100)まで改善。PM2.5の1時間値も同日正午から午後2時にかけて全地域で「通常」となり、10月4日以来の改善を見せていた。
シンガポール国家環境庁(NEA)によると、今回のヘイズはインドネシアのスマトラ島やカリマンタン島で発生している森林・泥炭火災が主な原因である。19日は南南東からの風と周辺地域での降雨によって煙の流入が減少したものの、20日には再び大気汚染が進んだ。
NEAは20日夜から22日にかけて風向きが東南東に変わり、カリマンタン島から煙が流入する可能性があると指摘。今後数日間は大気環境が再び悪化する恐れがあるとしている。
ヘイズの影響は航空便にも及んでおり、マレーシアの航空会社ファイアフライはスバン―セレター間の運航を21日まで縮小し、22日の全面再開を予定している。政府は市民に対し、最新のPSIとPM2.5を確認し、屋外での激しい運動を控えるなど健康管理に注意するよう呼びかけている。


