2026年9月16日
「クリーン&グリーンなシンガポールはどこへ?」公共スペースのごみ巡り議論
「Clean and Green(清潔で緑豊かな)Singapore」として知られるシンガポールで、公共スペースに散乱するごみを撮影した写真がSNSに投稿され、市民の清潔意識を巡る議論が広がっている。
Facebook上に複数の公共スペースでごみが放置されている様子を撮影した写真が投稿された。投稿者は、かつて「Clean and Green Singapore」を掲げてきたシンガポールの現状に疑問を呈し、市民一人ひとりの行動を見直す必要があるとの問題意識を示した。
投稿にはさまざまな意見が寄せられた。清掃員が常に街をきれいにしてくれる環境が、かえって「ごみを捨てても誰かが片付ける」という意識につながっているのではないかとの指摘もあった。
一方で、シンガポールの清潔な環境を維持するには、市民の自主的な行動だけでなく、清掃員による日常的な清掃やポイ捨てに対する罰則も必要だとの意見も出ている。
また、公共スペースは多くの人が利用する場所であり、政府や清掃員だけに責任を求めるのではなく、利用者自身がごみを適切に処理するなど、共同で環境を守る姿勢が重要との声も上がった。
今回の投稿は個人が目撃した事例であり、シンガポール全体でポイ捨てが増えていることを示す統計ではない。しかし、街の清潔さが清掃員の努力によって支えられているのか、それとも市民自身の高いモラルによるものなのかという、以前からあるテーマを改めて浮き彫りにした。
世界的に「清潔な都市」と評価されてきたシンガポール。そのイメージを維持するには、行政による管理だけでなく、住民や外国人を含む利用者一人ひとりの責任ある行動が欠かせない。


