シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP「ホーカーの方が高い?」昼食7.40Sドル、値上がり巡り議論

経済

2026年9月14日

「ホーカーの方が高い?」昼食7.40Sドル、値上がり巡り議論

 シンガポールの庶民的な食文化を代表するホーカーセンターで、食事価格の上昇を巡る議論がSNSで広がっている。「以前はマクドナルドよりホーカーの方が安かったが、今は逆になりつつある」との投稿がきっかけだ。
 
 Redditに投稿した工業地域で働く男性によると、ホーカーでミックスライスを注文し、目玉焼き、豚皮の揚げ物、カレー野菜に缶コーラを付けたところ、合計7.40Sドルだった。一方、マクドナルドではバーガー、フライドポテト、コーラが付いた「Saver Meal」が5Sドルで購入できるとして、価格差に疑問を投げ掛けた。
 
 投稿には「食料品の価格が大幅に上がり、外で昼食を食べること自体が経済的ではなくなった」「ホーカーの価格も家賃と同じように上がっている」など、生活費上昇を実感する声が寄せられた。
 
 一方で、ホーカーと大手ファストフードチェーンを単純に比較するのは公平ではないとの意見もある。大手企業は大量仕入れや固定価格での長期契約が可能なのに対し、小規模なホーカーは市場価格の変動を受けやすく、原材料費や賃料などの上昇を吸収する余力が限られるためだ。
 
 また、今回の7.40Sドルのうち缶飲料が2.10Sドルだったことから、「水筒を持参すれば節約できる」との声もあった。「多少高くても地元のホーカーを応援したい」という意見もあり、価格だけでは判断できないとの見方も根強い。
 
 安く手軽に食べられることが魅力だったホーカー。物価上昇が続く中、その「手頃さ」をいかに維持するかが、消費者と店側双方にとって課題となっている。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP「ホーカーの方が高い?」昼食7.40Sドル、値上がり巡り議論