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経済

2026年9月7日

シンガポール~ジョホールRTS、2027年1月開業へ 越境移動を大幅短縮

 シンガポールとマレーシア・ジョホールバルを結ぶ高速輸送システム「Johor Bahru–Singapore Rapid Transit System(RTS)Link」が、2027年1月の開業に向けて最終段階に入っている。シンガポール側のWoodlands Northとジョホールバル中心部のBukit Chagarを結び、両国間の移動を大幅に改善することが期待されている。
 
 RTS Linkは全長約4kmで、ジョホール海峡を高さ約25mの橋で横断する。開業後は片方向1時間当たり最大1万人を輸送できる計画で、世界有数の交通量を抱えるCausewayの渋滞緩和につながるとみられている。
 
 大きな特徴は、Woodlands NorthとBukit Chagarの両駅にシンガポールとマレーシア双方の出入国・税関・検疫(CIQ)施設を設置することである。利用者は出発駅で両国の出入国手続きを済ませることができ、到着後に再び入国審査を受ける必要がない。両駅間の移動時間は約5分となる見込みである。
 
 シンガポール側のWoodlands North駅は地下に建設され、Thomson-East Coast Line(TEL)のWoodlands North駅とも接続する。一方、ジョホール側のBukit Chagar駅についても、JB Sentral近くのKTM駅やバス、タクシーなどへの接続を強化する計画が進められている。
 
 RTS Linkは毎日午前6時から深夜0時まで運行する計画で、運賃については正式発表前であるものの、マレーシアのアンソニー・ローク運輸相は片道S$5~S$7程度になる可能性を示している。
 
 シンガポールとジョホール間では日常的に多くの人が国境を越えて通勤・通学している。2025年に正式合意したジョホール・シンガポール経済特区(JS-SEZ)で企業進出や人材交流の拡大も期待される中、RTS Linkは両国の経済一体化を支える重要な交通インフラとなりそうだ。

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