2026年9月2日
JBの外食費「KLより高い」と住民悲鳴 シンガポール通勤者の需要も影響
マレーシア・ジョホールバル(JB)で外食費の高さに住民から不満の声が上がっている。クアラルンプール(KL)から仕事や結婚を機に移住した人の中には、JBの食事代が首都より高いことに驚くケースもあり、生活費の上昇が家計を圧迫している。
JB中心部で働く31歳の女性は、フライドチキン、野菜、オムレツとアイスティーを組み合わせたナシ・チャンプルの昼食が15リンギ(約4.72Sドル)すると説明。同様の内容で19リンギかかる店もあるため、現在は弁当を持参するか、通勤途中の路上店で朝食と昼食を購入し、2食を計10リンギに抑えているという。
別の夫婦は、コピティアムで半熟卵、麺、コーヒーを注文する朝食だけで2人30リンギ、昼食のご飯と野菜にも20リンギを支出する。KL在住の親族からも「JBの外食は平均的な所得の人には高過ぎる」と言われたという。
シンガポールのチャンギ空港で働く21歳のマレーシア人は、購買力で比較すると「シンガポールの方が安い」と指摘。チキンライスがシンガポールでは4~5Sドルなのに対し、JBでは8~10リンギする例を挙げた。
住宅費も上昇しており、コーズウェイ周辺の2ベッドルーム物件は月約2,400リンギという。背景には、シンガポールで働きながらJBに住むマレーシア人からの強い需要もある。シンガポールとの経済的な結び付きが深まる一方、JBでは地元所得と物価のバランスが新たな課題となっている。

