2026年6月10日
シンガポール政府、食料価格の上昇を注視
シンガポール政府は、世界的な供給網の変化や地政学リスクの影響を受ける食品価格の動向を引き続き注視している。グレース・フー持続可能性・環境相は、ホーカーや食品事業者への影響を注意深く監視しており、必要に応じて支援策を講じる考えを示した。
近年のシンガポールでは、電気料金や人件費の上昇に加え、輸入食品価格の高騰が飲食業界の経営を圧迫している。食料自給率の低い同国では、世界各国からの輸入に依存しているため、為替や物流費の変動が国内価格に直接影響する構造である。
政府は「30 by 30」政策のもと、2030年までに国内食料需要の30%を自給する目標を掲げているが、短期的には輸入依存からの脱却は難しい状況である。そのため、輸入先の多角化や国内農業の支援が引き続き重要な政策課題となっている。
在星日本人にとっても、日常的な外食費や食材価格への影響は大きい。特にホーカーセンターの値上げは生活費に直結するため、今後の政府対応に注目が集まりそうである。


