2026年4月22日
長時間労働で育児時間わずか1.5時間 共働き家庭の葛藤に共感広がる
シンガポールで、長時間労働により幼児と過ごせる時間が1日わずか1.5時間しかないと語る働く母親の投稿が話題となり、共働き家庭の現実と葛藤が浮き彫りとなっている。
報道によれば、この母親は毎朝午前8時に子どもを保育施設へ預け、帰宅は午後7時頃となる生活を送っている。祖父母が保育園後の世話を担っているものの、帰宅後に子どもと過ごせるのは就寝までの約1.5時間に限られるという。
母親は1日約11時間を子どもと離れて過ごしていることに強い葛藤を感じており、「子どもと十分な時間を過ごせないなら、何のために子どもを持ったのか」と自問する心境を吐露している。
さらに、子どもが成長した際に親子関係が希薄になるのではないかという不安も抱えており、「多くの育児を他者に委ねる状況で、どのように信頼関係を築けるのか」と疑問を呈している。
こうした状況は決して特殊ではなく、シンガポールでは共働き家庭が一般的であり、祖父母やヘルパー、アフタースクールなどに育児を依存するケースが多いとされる。
オンライン上では「同じ悩みを抱えている」「仕事か育児かの二択に近い」といった共感が多数寄せられた。一方で、「生活費の高さから共働きは不可避」とする現実的な意見も多く、個人の選択だけでは解決が難しい構造的課題が浮かび上がっている。
今回の事例は、経済的合理性と家庭生活のバランスという問題を象徴している。高コスト社会の中で、働く親が「時間」と「収入」のどちらを優先するかという難しい選択に直面している現実が改めて示された。


