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社会

2026年4月9日

節約術広がるシンガポール、「ノーバイ月」と外食削減が鍵に

 シンガポールで物価上昇が続く中、支出を抑えるために「ノーバイ月(不要な買い物を控える期間)」や外食・テイクアウェイの削減を実践する人が増えている。日常的な消費行動を見直す動きが広がっている。
 
 「ノーバイ」では、食料や生活必需品を除き衣類や娯楽、オンライン購入など非必需品の支出を控えることで、無駄な出費を削減する。特にミレニアル世代や若年層を中心に広がっており、支出の優先順位を見直すきっかけとなっている。
 
 また、外食やデリバリーの頻度を減らし、自炊や持参弁当に切り替えることで支出を抑えるケースも多い。日常的な小さな支出の積み重ねが大きな節約につながるとの認識が広がっている。
 
 専門家は、こうした取り組みは単なる節約ではなく「意識的な消費行動」への転換であると指摘する。すべてを我慢するのではなく、削減する項目を限定することで継続しやすくなるとされる。
 
 一方で、過度な節約は反動による浪費や生活の質低下につながる可能性もあり、バランスが重要とされる。短期間の「ノーバイ」から始めるなど、無理のない範囲での実践が推奨されている。
 
 今回の動きは、物価上昇に対応する市民の自衛策であると同時に、消費スタイルの変化を示すものであり、今後の家計管理の在り方にも影響を与える可能性がある。

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