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政治

2026年1月26日

マレーシア、KLの大型商業施設を長距離バス拠点に認可へ

 マレーシア政府は、クアラルンプール(KL)市内の大型ショッピングモールを、シンガポール発着の高速・長距離バスの交通拠点(ハブ)として認可する方針を示した。都市部の交通利便性向上と分散化を図る狙いである。
 
 新制度では、一定の要件を満たすモールをバス発着拠点として正式にライセンス化し、既存のバスターミナルに集中していた需要を市内各所へ分散させる。対象は、十分な駐停車スペース、旅客動線、保安体制、周辺交通への影響対策を備える施設とされ、段階的に認可が進められる見通しである。
 
 当局は、シンガポールとの往来が多い現状を踏まえ、KL中心部や郊外のモールを活用することで、乗客の最終目的地に近い場所での乗降を可能にすると説明する。これにより、乗り継ぎ時間の短縮や渋滞緩和、観光・商業の相乗効果が期待される。
 
 一方、交通専門家は、周辺道路の混雑や安全管理、騒音への配慮が不可欠だと指摘する。政府は、地方自治体や警察、運行事業者と連携し、運行時間帯の調整や交通整理を含む運用ルールを定める方針である。
 
 同構想は、越境移動の需要回復が進む中で、都市機能と民間施設を組み合わせた新たな交通モデルとして注目される。実施時期や具体的な対象モール、運行路線の詳細は、今後発表される予定である。

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