Totoで約1,228万Sドルの当選、実際は11人で分け合う

　11月6日夜に行われたシンガポール・プールズのトトくじキャスケード抽選で、1枚の当選券がグループ1（1等）を獲得した。しかし、この当選券は共有型「iToto System 12」で購入されたもので、少なくとも11人の購入者が約1,228万6,496Sドルの賞金を分け合うことになる。
 
　当選番号は「3、20、24、29、32、44」、追加番号は「46」。iTotoシステムは12個の数字を選び、組み合わせを分割して複数人でシェアできる仕組みである。1シェア当たりの価格は33Sドルで、28分割まで可能。通常のSystem 12チケットは924Sドルと高額だが、iTotoでは小口購入が可能なため人気を集めている。
 
　今回の当選券は、シンガポール国内10ヵ所の販売店とオンラインで購入されており、少なくとも11人のグループ1当選者が存在することになる。販売店舗には、マリーナベイ・サンズの「Livewire」、アルジュニード・アベニュー2の「Dawn Florist」、ジュロンポイントやホワイトサンズのフェアプライス各店舗などが含まれる。
 
　トトくじでは6つの本数字をすべて的中させると1等となる。今回のジャックポットは、10月27日時点で約120万Sドルだったが、3回連続で当選者が出なかったため、5倍近くに膨らんだ。
 
　なお、グループ2では11枚の当選券が出ており、それぞれが約12万3,444Sドルを受け取る。直近で1,000万Sドルを超える賞金が出たのは10月23日で、3枚の当選券が約1,240万Sドルを分け合った。過去最高額は2022年2月11日の約1,940万Sドルで、8枚の当選券に分配された。単独当選での最高額は2024年5月9日の約1,310万Sドルである。