2025年10月28日
スピードリミッター付き大型車で速度超過、5人を起訴へ
シンガポール警察は10月27日、スピードリミッターを搭載した大型車で速度超過を行ったとして、33歳から42歳の男性5人を10月28日に起訴すると発表した。5人はいずれも車両に定められた制限速度を10km/h以上超えて走行した疑いがある。
違反は5月から8月の間に発生したもので、3件はシアーズ・アベニューからセントラル・ブルバード方面を走行中に検挙された。5月31日には33歳の男性がバスを制限速度60km/hのところ76km/hで運転。6月8日には34歳の男性が制限速度40km/hのセメントミキサーを61km/hで走行し、6月23日には37歳の男性が同じく40km/h制限のセメントミキサーで54km/hを出していた。
警察は、速度超過は交通事故の主要因の一つであり、運転者自身や他の道路利用者に重傷や死亡のリスクをもたらすと警告している。交通警察の中間報告によれば、スピード違反件数は2024年上半期の8万1,141件から2025年上半期には11万8,076件へと45.5%増加した。
スピードリミッター搭載が義務付けられている大型車が制限速度を超えた場合、リミッターの作動状況が点検される。なお、2026年からは速度超過違反に対する罰則が強化され、違反点数や科料が引き上げられる予定である。


