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社会

2025年10月2日

シアーズ通りで30km超過走行 大型車7人が速度違反で有罪判決

 シンガポールで9月30日、速度違反を犯した大型車運転手7人が裁判所に出廷し、有罪判決を受けた。そのうちの1人、49歳の男性チン・スン・クイ被告は、制限速度60kmの道路を時速90kmで走行したとして、罰金1,300Sドルと1ヵ月間の免許停止処分を受けた。被告は1998年と2014年にも速度超過で有罪となっている。
 
 今回の7件のうち、他に2台の乗合バス、2台のセメントミキサー、2台の大型トレーラー(プライムムーバー)が含まれていた。63歳の乗合バス運転手オン・チン・ポー被告も同様に1,200Sドルの罰金と1ヵ月の免許停止を受けた。セメントミキサーを制限速度より17km上回って運転した61歳のパルメシバン・プーガン被告には900Sドルの罰金が科された。
 
 交通警察は声明で「スピード違反は依然として交通事故の主因の一つであり、運転者自身だけでなく他の道路利用者の命を危険にさらす」と警告した。速度制限装置を備えた大型車が規定速度を超過した場合、装置の作動確認検査を受ける義務があるという。
 
 また、2018年1月1日以前に登録された重量3,501~5,000kgの旧型トラックは、2026年1月1日までに速度制限装置の設置が義務付けられる。重量5,001~12,000kgのトラックは2026年7月1日までに設置しなければならない。
 
 そのほか、セメントミキサーを時速56kmで運転した46歳のスバス・シャンドラボース・シバクマル被告など、4人が600Sドルの罰金を科された。出廷を怠った3人には逮捕状が出された。
 
 シンガポール交通警察によると、2025年上半期の速度違反件数は前年同期比45.5%増の11万8,000件を超えた。2024年4月以降、赤信号監視カメラに速度取締機能を追加しているが、違反の減少には至っていないという。

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