シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP10月は雨のスタート 前半は朝夕に雷雨の見込み

社会

2025年10月2日

10月は雨のスタート 前半は朝夕に雷雨の見込み

 シンガポールでは10月の前半、各地で雷を伴う雨が予想され、雨の多いスタートとなる見通しである。気象局(MSS)は10月1日の発表で、月初に南西モンスーンが終息し、季節の変わり目である「インターモンスーン期」に入ると述べた。
 
 この時期は風が弱く変化しやすく、雷の発生回数が増える傾向にあるという。日中の最高気温はおおむね32~34度となる見込みで、一部の日では34度を超えることもある。スマトラスコール(スマトラ島付近で発生する積乱雲帯)によって、1~2日の朝に広範囲で雷雨と強風が発生する可能性もある。降水量は10月前半、シンガポール全域で平年並みと予測されている。
 
 9月後半の気象状況についてMSSは、南西モンスーンの影響で南東または南西からの風が続き、全体として降水量が平年を大きく下回ったと報告した。特にジュロン・ウエストでは平年比94%減と極めて少なかった。
 
 一方、9月28日には地域的な風の収束により、午後から夜にかけて多くの地域で雷を伴う強い雨が降り、パシリスでは1日で59.4ミリの降水量を記録した。9月後半の最高気温は多くの日で33度を超え、プラウウビンとアドミラルティではそれぞれ9月23日と27日に最高34.6度を記録した。

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